チネリのハイエンドロード「BEST OF」が「VERY BEST OF」と名前を変え、2013年モデルとして新たに加わった。
全体的に乗り心地の良さに重点を置いて設計が見直され、ひと目でわかる旧モデルとの大きな違い＝トップチューブを緩いカーブからストレート形状に変更。シートステーは薄い扁平形状となり、振動吸収性と路面追従性の向上が図られている。
また近年のトレンドも積極的に導入。BB付近とチェーンステーを大型化し、剛性を高めると同時に全体のバランスがとられている。
シマノのデュラエースDi2を奢った完成車（1,365,000円）もラインナップされ、もちろんフレームセットもDi2、EPS兼用フレームでフルインナーケーブルで対応する。

左：カンパニョーロ電子式の最高峰・スーパーレコードEPSに、フルクラムのレーシングゼロホイールをアッセンブル。シートポスト・ステム・ハンドルもチネリのネオスラインで揃えられ、見た目に統一感がある

右：レース使用を視野に入れたミドルグレード「サエッタ」の剛性を高めたフルカーボンモデル。カラーは写真の「イタロ'79ブラック」と「ビアンココルサ」の2色。ワイヤー・電動問わず、すべてのコンポーネントに対応