ハッピーな朝を迎えるレシピ
毎朝が楽しくなる! 朝ごはん
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2015.11.06
「朝ラー」という言葉をご存じだろうか? ピンと来たあなたは、勘がいい。ずばり「朝からラーメン」が、その正体である。
「朝からラーメンなんて、重すぎる」「だいたい店がやっているのか」などという声が聞こえてきそうだが、ところがどっこい、これが根付いている地域があるのだ。静岡県藤枝市が、その聖地。初めて聞く人にとってはにわかには信じがたい朝ラーだが、静岡県藤枝市では公認サイトがあるほど、地元のカルチャーになっているのである。
そもそも藤枝はお茶の産地として有名で、お茶の取引などで朝早くから仕事に出る人が多かった地域。仕事帰りにラーメン屋で腹ごしらえしようとする朝帰りのお客が少なくなく、店は行列ができるほど。そこで、ラーメン屋も営業時間を徐々に早めていき、早朝から営業する店舗が増加した……というのが、朝ラー文化が花開くことになった背景である。
朝ラーは、さっぱり味のスープで朝から食べても胃にもたれないのが特徴だ。ベーシックな中華そばをイメージしてもらえれば近いかもしれない。また、温かいものと冷たいものと、どちらも用意されており、この2つを共にオーダーするのが藤枝流。ちなみにこのスタイルが藤枝の志太地区で定番だったことから、「志太系」とも呼ばれている。
真相を求めて取材に向かった『BikeJIN(バイクジン)』編集長・中村は、さっそくバイクを走らせ、早朝6時、地元で愛される森下そば店へ。冷やしラーメンにはウワサに聞いていたとおり紅しょうが&わさびが入っており、さっぱりしていてツルっと食べられる。温冷どちらも、ヨユーで完食!
そのままハシゴし、結局朝から3軒・計5杯を食べきった。が、意外とイケてしまったほど、藤枝市の朝ラーは早朝のカラダに優しかった。ここでしか食べられないさっぱりラーメン、オトコならぜひ試してみたい。食べ終わるころには、早朝ラーメンってアリじゃん、なんて思っているはずだ。
○森下そば店
静岡県藤枝市茶町4-19
TEL090-3258-2498
営業時間:6:00〜13:00
定休日:不定
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