ワンランク上のキャンプ
BikeJIN/培倶人 2020年6月号 Vol.208
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2015.11.20
日本が誇る朝食「モーニング」。その元祖が愛知県の一宮だとご存知だろうか? コーヒー料金で朝食が付いてくるのが一宮市の日常なのだという。東京から愛知まで370km。「最高の朝飯」を食いたいがためにバイクを走らせ、早朝ツーリングへと出かけた『BikeJIN』編集部。現地で出会った厳選3店を紹介しよう。
一宮が発祥とされる「モーニング」とは、半世紀ほどの歴史をもつ。当時の一宮市は繊維業を営む「はたや」が多く打ち合わせと称して喫茶店の利用が多かった。そこで起きたサービス競争の中で、朝の時間帯に飲み物の他にトーストやゆで卵などが付くように。金額も飲み物代のみと超リーズナブルで、これは今も昔もあまり変わらない。コーヒー1杯のサービスが朝食だというのだから驚きだ。日曜の朝は家族揃って朝食を食べに行くというのも、一宮ではよくある光景である。
すっかり広がったモーニング文化は、今やメニューは何でもアリの状態だ。けれども一宮モーニングは最低限のルールの中でオリジナルの料理がふるまわれている。そのルールはモーニングの起源に合わせ、卵料理を付けることだったり、一宮産の食材を使うことだったりする。今回訪れたカフェのモーニングはどれもその条件を満たしており、一宮モーニング協議会から賞を受賞するような場所を選んだ。
まずは値段が400円で、この量というのに驚く。飲み物はコーヒー以外も選択可能だ。メインとなるバター付き焼きたてのトーストに小倉をジャムのように載せて食べる。その瞬間に一宮にきたと実感できるはずだ。スタンダードな一宮モーニングを堪能できる。
尾張一宮PAは高速上でモーニングを提供する全国に一つしかない店舗。もちろん、他にもメニューは豊富に用意されている。下り線側のみのため、上り線からは最寄のICで降り一般道側からも行ける。
○マイ夢ガーデン138
愛知県一宮市千秋町塩尻字猫島30
TEL 0586-75-0001
モーニング時間:1部7:00~11:00
(土日祝:6:30~)
2部14:00~17:00
定休日:なし
ACCESS
東名 尾張一宮PA(下り)すぐ
COCORO CAFEは外観も内装もオシャレな喫茶店で落ち着ける雰囲気。バイクで向かってもすぐに分かりやすい場所にあった。絶品のリゾットとコーヒーを味わえるスペシャルモーニングセットは、なんとこれで600円。器はパン生地で、中身を食べきった後も器も味わえて2度おいしい。番組収録で訪れた芸人さんと開発した、パンだけを一度、オーブンで焼きポテトサラダを付けて食べる新たな食べ方もオススメだ。朝からイタリアンレストランにいるようなリゾットの登場には、ただただ驚きだ。
○COCORO CAFE
愛知県一宮市千秋町佐野字郷西40-1
TEL0586-52-4684
モーニング時間:6:00~12:00
定休日:水曜
ACCESS
東名 一宮ICからバイクで20分
Fungoは元祖ビュッフェスタイルの店。ビュッフェカウンターには和食、洋食と様々な種類のメニューが並ぶ。時間帯ごとに変わる50種類以上のメニューから好きに選ぶことができ、自分の食べられる量をしっかり確保して机に向かい、ひたすら食べる、飲む、食べる。料金形態は時間制となっており、金額は60分699円、90分899円の2種類。シニア割引などお得なプランもある。
○Fungo
愛知県一宮市千秋町佐野字郷西40-1
TEL0586-52-4684
モーニング時間:6:00~12:00
定休日:水曜
ACCESS
東名 一宮ICからバイクで20分
今回紹介したお店はすべて駐輪場もそろっている。朝のエネルギーを一宮でがっつり補給して次の目的地に行くのもよし、一宮モーニング自体を目的としてバイクを走らせるもよし。ここでしか食べられないモーニングの風景、さっそく次の週末に訪れてみてはいかがだろう?
(ヨシザワ)
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