大人のワクワク日帰りさんぽ
のんびり絶景さんぽ 首都圏版
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2016.03.01
(阿蘇ミルクロード/熊本)
毎年恒例となった『BikeJIN』読者が選ぶ絶景道ランキングが発表された。『BikeJIN』読者といえば、全国各地の道を知り尽くしたいわば絶景道のスペシャリストたち。そんな目利きたちが選ぶのだから、とっておきの景色が待っているに違いない。
今回で9回目となる絶景道ランキング。これまで「志賀草津道路」(長野・群馬)や「ビーナスライン」(長野)など関東近郊の道路が上位を占めていたが、今年はなんと1位が「阿蘇ミルクロード」(熊本)、2位が「やまなみハイウェイ」(大分・熊本)と九州の道路が1-2フィニッシュを飾った。
これには少なからず話題の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の影響もあるだろう。ななつ星がめぐるスポットは全国的に有名な温泉地・湯布院や、雄大な景色に圧倒される阿蘇山周辺、山海の幸など、もともと魅力的なものばかり。これらのスポットを結ぶ道路があるのだから、クルマやバイクでも行かないテはないからだ。
(やまなみハイウェイ/大分・熊本)
ライダーにとっては走っていて楽しいかも大切で、「阿蘇ミルクロード」や「やまなみハイウェイ」、そしてそれらと繋がる「阿蘇パノラマライン」の沿道は絶景が続く。緑のじゅうたんが広がる草千里、阿蘇の山々が一望できる大観峰、近年話題のラピュタの道(現在は落石のため通行禁止)など、大自然の中を走る解放感は半端ない。さらに、どのルートも道路が整備されているので、初心者でも十分安全に楽しめるのもうれしいポイントだ。
(ビーナスライン/長野)
もちろん、定番ルートも外せない。3位にランクインしたのは長野県の「ビーナスライン」。標高1500~2000mを走る風光明媚な山岳道路で、雄大な自然と、豪快なワインディングロード、四季折々でガラリと変わる表情など、どれを取っても王道の絶景ロードだ。タイミングが良ければ最近流行りの“雲上”にも出合える。4位以降は、「知床横断道路」(北海道)、「しまなみ海道」(広島・愛媛)、「磐梯吾妻スカイライン」(福島)、「千里浜なぎさドライブウェイ」(石川)と続く。
変化に富む地形や、四季の移り変わりなど、訪れるたびに様々な景色に巡り合える日本の風景。今年はどの季節に、どの絶景道に行こうかと考えるだけでワクワクしてくる。
(K)
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