色で選ぶ万年筆インク!
INK 万年筆インクを楽しむ本
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2016.12.26
日々数多くの万年筆と戯れ、その魅力を伝えることを模索し続けている文具専門誌『趣味の文具箱』。そして、100年以上の歴史をもち、日本で最古ともいえる万年筆メーカー「セーラー万年筆」。両者のコラボ商品として誕生した『セーラー万年筆×趣味の文具箱 プロフェッショナルギア レアロ スケルトン』シリーズは、『趣味の文具箱』の清水編集長がセーラー万年筆の工場取材で偶然目にした開発者用の試作品をもとに誕生したスペシャルモデルだ。
インクを堪能できるスケルトン仕様が特徴のこの万年筆、実は文具愛好者の心をくすぐる隠れた“特典”がある。……それが付属品として同梱される『趣味の文具箱』オリジナルインク、「文具箱ブルー」である。
『趣味の文具箱』といえば、紙とインクのマッチング研究に始まり、顔料インク42種類で試し書きした上に水滴を落とす実験を行ったり、インクを混ぜ合わせて513色のブレンド比率を表にしてみたり、インクの表面張力が書き心地にどう影響するのかを測定器で測定してみたり……と、とにかくアツいインク愛を注ぎ込んだ誌面内容で知られる、濃厚な文具趣味の世界を牽引する専門誌。その編集部を率いる編集長が自らほしい色味で作ったインクというから、これはもう粋を極めた仕上がりに期待するほかない。
気になる読者のために、清水編集長に言葉でその青味を表現してもらってみた。いわく、「濃く塗り重ねてもベタっとせず、彩度が高く明るい青」とのこと。「Kobe INK物語・京町レジェンドブルー」または「プライベートリザーブインク・レイクプラシッドブルー」が色味としては近しいという。
『セーラー万年筆×趣味の文具箱 プロフェッショナルギア レアロ』は趣味の文具箱サイトでのみの販売商品。「文具箱ブルー」は「万年筆をお求めいただいたお客様から、インクだけ欲しいというお問い合わせをいただくこともある」というが、いま現在、単独販売の予定はない。
インク沼にハマっている愛好家の方は、スケルトンの楽しさとともに、購入者だけの特典である「文具箱ブルー」の青味も味わってみてはいかがだろうか。
○「趣味文CLUB」
http://shumibun.jp/
(ヨシザワ)
趣味文CLUB
文房具を愛好する人と、文房具の専門誌「趣味の文具箱」編集部が交流するためのクラブ活動のようなサイトです。情報の発信や交流をする楽しい場所として、だれでも自由に参加できます。通信販売のショップでは、ほかでは買えない「趣味の文具箱」オリジナルの魅惑の文房具も揃っています。
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