良いモノだから長く使える
デジモノマニアが選んだ超愛用品
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2018.01.01
すでに最新のシステム手帳を手に入れた人も多いだろう。さあ、つぎに中身をどうするか。ネットでも参考になりそうな情報はあるけれど、イメージが湧かないという人もいるはず。そんなときは手帳の達人に聞いてみるのが一番! ということで、手帳愛好家の方にどのリフィルを選択し、カスタマイズしているのか見せていただいた。
(写真上)
上の見開きは、行ってみたい場所や買いたい物を事前に調べた内容。実際に旅した後での追記もここに書き足す。
小日向さんは旅の準備ノートとして活用している。薄いグリーン色のアシュフォードのメモリーフがお気に入りで、「この緑色が旅情をぐっと盛り上げるんです!」と、準備から管理、記録まで旅行全般を記して保存。旅のすべてが凝縮されたノートリフィルは、旅が終わった後も当時のことを思い出しては余韻に浸ることができ、旅を何倍にも楽しむことができる。
(写真・左)
旅の準備のページ。飛行機の時刻や価格を調べ、日程を決める。
(写真・右)
旅が終わった後での買い物一覧や次回に向けた振り返りメモなど。
(写真上)
小さな付箋をインデックスにして検索しやすくする。劣化したら交換。
ラーメンが大好きな萩原さんは、「描いて残すことで、味の感動がずっと残ります!」と、食べ歩きの記録を1枚のリフィルにまとめている。最近活用しているのは、プロッターの「ドローイングペーパー」。画用紙を天のり(メモ帳や伝票など天側を糊で固められたもの)で製本したリフィルで、水彩絵の具も使える。
(写真・左)
ドローイングペーパーは、天のりから1枚を剥がしてレザーバインダーに綴じることも、ミシン目から切り離してカード状にもできる。
(写真・右)
愛用の文具。イラストは呉竹のココイロで。色は固形水彩(ウィンザー&ニュートン)と色鉛筆( ステッドラー)。日付はコロップのスタンプを使用。
小日向さんのもう1冊のシステム手帳は、なんと全編がスクラップブックになっている。「気に入ったマスキングテープやシールを見たいときにすぐ参照したくて始めました」と、カタログ化していつでも鑑賞できるようにオーガナイズ。また、小日向さんはお気に入りのマスキングテープの柄1周分を把握するために、長いものはページの表裏へ折り返して貼り、柄名などの情報も付記して、鑑賞にもデータ参照にも役立てている。さらに、書体(フォント)の採集がライフワークの1つという小日向さん。気になる書体を集めては、毎日めくっては眺めているそう。
(写真)
1.老舗のシンボルマークは絶好の鑑賞対象。
2.見慣れたお店のシールも見返すと味がある。
3.こんなシールは必ず確保。
4.包装用のテープも気になるものは片っ端から集める。
(写真)
買い物をしたとき、包装で使われるテープに目を奪われることがある。そんなときは手帳を開いてすぐ採集!
手帳愛好家の皆さんが仕事だけでなく、趣味を記録するツールとしても愛着を持って手帳を活用しているのには驚いた。手帳一冊まるごと観賞用にするのもじつに興味深い。この機会に自分だけの活用法を見つけて、さっそく明日から試してみよう。
(出典:「システム手帳 STYLE vol.2」)
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¥1,650(税込)
(2017.11.02発売)
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