本づくりの原点がここに。
しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
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2018.02.20
かしこまった手紙を書くときはどうしても緊張する。きちんと文字を書こうとして文脈がおかしくなったり、字が曲がらないように引いた鉛筆の線を消しゴムで消す時にインクが乾ききっていなくて「シュッ」と汚してしまったり、そして何度かの失敗を経てようやく完成した手紙を見て「下手だな……」と落ち込んだりと、手紙を書くことに対して苦手意識が先行してしまっている人も多いのではないだろうか?
しかし、大人になると挨拶状やお礼状など、フォーマルな手紙を書く必要に迫られるのも必定だ。
そんな手紙を書くことに苦手意識を持っている人のお助け文房具がミドリの「きれいな手紙が書ける便箋」。その名のとおり、きれいな手紙が書ける便箋だ。ちなみに、きれいな“字”が書けるのではなく、きれいな“手紙”が書ける、というのがポイントで、字が下手でもこの便箋を使って丁寧に書けば、バランスの整ったきれいな手紙に仕上がる。
きれいな手紙が書ける秘密は付録の「秘密の下敷き」(こちらのネーミングもそのものズバリ)。各行に中心線が入っており、下敷きの上に便箋を乗せて中心線を意識して文字を書くと、だれでもバランスの良いきれいな手紙を書くことができる。便箋のほかに封筒もあるので、やっかいな宛名書きもこれさえあれば心強い。
使い方はいたって簡単だが、ポイントを踏まえてご紹介しよう。
【1】便箋と下敷きの罫線をぴったり重ねる。
【2】中心線を意識して文字を書く。文字は罫線をはみ出さないように。
【3】封筒に下敷きを入れる。
【4】中心線を意識しつつ、文字の大小もガイドラインに合わせることでバランスが良くなる。
【5】下敷きのガイドに合わせて三つ折りにする。
【6】手紙の書き出しが封筒の裏から見て右上にくるように入れる。
ミドリの「きれいな手紙が書ける」シリーズには、縦書き、横書き、花柄、お礼状用、万年筆用などさまざまあるが、社会人に今すぐ使ってほしいのが一筆箋。書類や荷物を得意先へ送るとき、社内で処理してほしい書類を渡すとき、手書きで一筆添えるだけで「ちゃんとした人だな」と受け取る側の印象も変わるのでぜひお試しを。
「きれいな手紙が書ける便箋」の良いところは、バランスの整った手紙が書けるのはもちろんのこと、ガイドラインがある安心感で気持ちよく手紙が書けるもの大きい。気持ちよく書ければ、手紙を書くことはもっと楽しいものになるはずだ。
(出典:『気持ち伝える文具と手紙』)
(K)
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¥1,540(税込)
(2018.01.26発売)
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