おいしい日本茶が飲みたい。
Discover Japan 2018年6月号 Vol.80
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2017.06.30
お茶の香りと甘み、旨みと渋みをバランスよく楽しめる、「ハイブリッド冷茶」。毎日飲むお茶を、ちょっとした工夫で格段に美味しくいれられる方法をご紹介。東京・表参道の「表参道 茶茶の間」店主であり、 日本茶インストラクターの資格をもつ和多田 喜(わただ よし)さんに教わります。
まずは以下のものを準備します。
用意するもの(1人分)
・急須
・茶葉:5g(小さじ1)
・湯:70ml(70℃)
・氷:適量
・グラス
急須に茶葉を入れ、70℃に冷ました湯を70ml注ぎます。
湯を入れたら、30秒ほど浸出させます。このとき主に旨みと渋みが抽出されます。
一番のポイントはここ。茶葉と湯の入った急須に氷を入れて一気に湯の温度を下げると甘みが増します。
ふたをして3分たったら、氷をたくさん入れたグラスに注ぎます。
湯出しと水出しの『いいとこどり』! 香りが高く、旨み、渋み、甘みのバランスがとれた美味しい冷茶になりました。
手順2の「湯出し」は、お茶の渋みと香りを、手順3の「水出し」は、甘みと旨みを出せる特徴があります。このいれ方をすると、双方の成分をバランスよく「ハイブリッド」できるため、より美味しい冷茶になります。これからの季節にピッタリの冷茶、ぜひ試してみてください。
【DATA】
●表参道 茶茶の間
住所:東京都渋谷区神宮前5-13-14
電話:03-5468-8846
営業時間:11:00 ~ 19:00(L.O.18:00)
定休日:月曜、第二火曜日
(祝日の場合は翌日休)
(出典:『Discover Japan』、text: Discover Japan、photo: Nobuko Murakami)
Discover Japan
伝統あるものづくりやデザイン、衣食住や景観など、ニッポンの文化を紹介。優れた「モノ」「コト」「ヒト」を通して本物かつ上質な日本を発信します。
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