自宅でおいしいご飯を食べよう
FOR LIFE KITCHEN わたしだけの料理教室
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2017.03.15
毎朝毎朝、お弁当の準備をする人にとって、おかず選びはお悩みのひとつ。人気のレシピを検索したりして、日々努力している人も多いのでは? 忙しい朝だからできれば短時間で、簡単に作れて、レシピのバリエーションも欲しいところ。
そこでお弁当のおかずづくりに役立つヒントを食材別に、『暮らし上手の賢いお弁当』からご紹介します。素材使い・アイデアひとつでおかずのバリエーションは広がるもの。手に入りやすい材料をまとめて買ってきて上手にアレンジしたり、前もって作り置きして準備したり、さらにはお弁当ならではの「ひとひねり」を加えれば、いつものお弁当が見違えます。目からウロコのレシピが盛りだくさんです。
【左】手羽先の唐揚げ、コリアンダー風味
【中央】タンドリーチキン
【右】鶏挽肉のグリーンカレー炒め
お肉が冷めてもやわらかく、美味しい鶏肉レシピはお弁当おかずの救世主。照り焼きなど定番の味付けも良いですが、お弁当用のワンポイントは「エスニック系のスパイスを使う」こと。東南アジアやインド料理と好相性の鶏肉は、カレーペーストなどスパイスを変えるだけで、いつもの味ががらりと変わります。
【左】豚の塩麹焼き
【中央】豚の味噌漬け焼き
【右】豚のハニーマスタードグリル
手頃でボリュームも出せる豚肉レシピはお弁当おかずの人気者。とんかつ用の厚みのある肉を、塩麹や味噌、ハニーマスタードなど違う味つけで仕込んでおけば、朝は焼くだけ・詰めるだけ。油が多い豚肉は、ブロッコリーや芽キャベツなど、緑の野菜と一緒に食べると、見た目も栄養バランスもアップ!
【上】ビーフカツ
【左】うずら卵の肉巻き
【右】ローストビーフのサラダ
豪華な印象を受ける牛肉レシピ。夕食のメインになるおかずを多めに作ってお弁当にも入れれば、手軽にスペシャル感のあるおかずに。朝調理する場合は、調理前に室温に戻しておくと火が通りやすくなり、スピーディに仕上げられます。
【左】タラのグラタン
【中央】ブリのマーマレード照り焼き
【右】鯛の昆布締めの唐揚げ、抹茶塩
お弁当の幅がぐっと広がる魚介レシピ。鮮度が大事なお弁当で、意外にも使えるのが昆布締め。昆布締めすると余計な水分が抜けて持ちが良くなります。使うのは高価な昆布でなくてもOK。また、タラなど臭みのある魚は皮を取る、あるいは皮をしっかり焼く、湯通しするなどの下ごしらえで美味しくなります。
いかがでしょうか? お弁当はもちろん、夕飯にもそのまま登場させられる主菜・副菜ばかり。ぜひ前日の晩ごはんのプランと上手にやりくりして、お弁当を華やかに、より美味しく。「お弁当、美味しかった!」って感想がもっと聞けるようになるはずです。
○赤城美知子さん(鶏肉、豚肉、牛肉)
料理研究家。野菜料理とお菓子の教室『toricot』主宰。フランス料理を学んだ後、イタリア料理店やカフェ勤務を経て独立。http://www.toricot.com
○成沢正胡さん(魚介)
料理教室『うらら』主宰。週に6日は高校生の娘さんにお弁当を作りながら、メディアでも活躍。著書は『巻いて、包んで。小さなおやつ、おつまみ77』(朝日新聞出版社)など。
(ヨシザワ)
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(2017.02.23発売)
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