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暮らし上手のホームパーティー
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2017.05.22
すべての家事をきちんとやりたいけれど、仕事もあって、時間をかける余裕はない……。知らず知らずのうちに、洗濯も料理も掃除も、「できていないこと」がストレスになってしまっていませんか? 家事は毎日のことだからこそ、楽しく続けないと心はどんどん疲れてしまうばかり。頑張りすぎてしまう人にこそ参考にしてほしい、『ゆる家事』のポイントをご紹介します。
教えてくれるのはスタイリストとして活躍しながら、高校生の長男、中学生の長女、二人の母でもある大沢早苗さん。もともと家事は大の苦手と話す大沢さんは、二人目のお子さんが産まれてから、『ゆる家事』に行きついたそう。
「家事に育児、仕事もあって、自分の時間がない。でも、やることだけはたくさんある。この状況をどう乗り切ろうと悩んだ末、今のスタイルになりました」
【1】力の入れどころ、抜きどころを作る
【2】気分が上がるアイテムをそろえる
【3】理想や完璧を目指しすぎない
ゆる家事のポイントは、なにより決して頑張りすぎないこと。もしできなくても、それを負い目に感じないこと。理想は高くせず、忙しい日は『コレだけは必ずやる』と優先順位をつけたり、デザインが気に入ったアイテムを取り入れて毎日の家事が楽しくなるような工夫をしたり……。とにかく家事に対する負担を減らしましょう。
では日々のなかで大沢さんはどんな風に、ゆる家事を実践しているのでしょう? 4つのポイントにそって見てみましょう。
デザインがかわいいグッズを選ぶと、片づけの負担が軽くなります。『sarasa design』の粘着クリーナーなど、毎日使う掃除用具はスタイリッシュなものがおすすめ。部屋に出しておいても違和感がなく、思い立った時すぐ使えるのも◎
掃除は、こだわる場所、こだわらない場所の優先順位をつけて。大沢さんの場合、風呂場や洗面台などの水回りが最優先。汚れる前に毎日掃除して、いつでも清潔に!
DMなど勝手に片づけられない家族宛の郵便物は、一時置き場のトレイにまとめて管理。わかりやすく届いた順にクリップで束ねて、時間のある時に家族に確認します。
買い出しリストや家族の学校行事など、絶対に忘れてはいけない、その日の『やること』は付箋にメモ。スマートフォンケースの内側に貼って、やり忘れを防いでいます。
『やらなきゃ』というストレスは、家事を心の負担にさせてしまいます。「家事には終わりがなく、これからもずっと続くもの。ハードルを低くして上手に手抜きをすれば、毎日楽しく続けられると思いますね」と大沢さん。『コレだけはやる』と決めたところさえしっかりできたら、まずは自分を褒めてあげて。今より家事に前向きになれたら、自然にできる範囲も量も、これまでよりきっと増えていくはずです。
○大沢早苗さん
スタイリスト。『レタスクラブ』(KADOKAWA)をはじめ、雑誌等で活躍。2010 年に発売された著書『めんどうくさがりやのあなたが気持ちよく暮らすゆる家事のコツ』(成美堂出版)が話題に。
(出典:『暮らし上手の時間割』)
(ヨシザワ)
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