ラクラクおかずが大集合!
10分で作れる! 作りおき弁当おかずBEST200
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2018.04.04
フードコーディネーターとして活躍するナガタユイさんの朝ごはんは、平日は手軽にサンドイッチが多い。というのも、味のしっかりした肉料理や魚料理はサンドイッチ向きなのだ。副菜も一緒に挟んで楽しむというナガタさん流朝ごはんづくりのポイントとは?
大好きなサンドイッチの朝食のため、夕食のおかずは少し多めに。そう、ナガタさんの朝の準備は、前日の夜から始まる。さらに副菜を一緒に挟んだり、味付けをちょっと濃いめにするのもポイントだ。
◎コツ1:ソースは煮詰めてとろみをつけてから使う
前日のおかずにソースがある場合、ゆるいとサンドイッチがベチャっとしてしまうため、小鍋で煮詰めてとろみをつけてから使う。甘みにははちみつを使うと、とろみがつきやすくなる。
◎コツ2:副菜も一緒に挟んで、美味しさも栄養もアップ
メインのおかずだけでなく、副菜もたっぷり作ってサンドイッチ用に残しておくのがコツ。両者の相性のよさは言わずもがな。朝から野菜を準備する手間も省け、栄養価も高まる。
◎コツ3:味付けは濃いめのほうがサンドイッチによく合う
味がしっかりとしたおかずだと、サンドイッチがパンチのある味わいになるので美味しい。甘辛く仕上げたチキンや豚肉のショウガ焼き、煮込み料理も卵でとじればサンドイッチに◎
ほんの少しのひと手間で朝時間をもっと楽しく、有意義なものに。ナガタさんの工夫を伝授!
◎朝はさっと塗れるオリーブオイルを使う
パンにバターを塗るのには、具材の水分の移行を防ぐ意味がある。朝サンドの場合はすぐに食べるため、逆に染み込んでも美味しいので、オリーブオイルをさっとかけるだけでもいい。
◎パンは厚さを変えたりトーストしたり
ボリュームのある具材の場合は厚め、そうでない場合は薄めに切るのが基本。また、黒っぽいパンは風味が強いため薄めに切って。軽くトーストして香ばしさを楽しむのも、朝におすすめ。
◎アクセントになる食材を使って味に変化を出す
粗く挽いた黒こしょうをぱらりとかけたり、ハーブやパルメザンチーズを散らしたり、味のアクセントになるものや香りのあるものを少し加えると、ぐんと味わいがアップする。
野菜の作り置きがあると忙しい朝でも安心。時間がある時にまとめて常備菜を作っておけば、朝はお皿に盛って出すだけ。サラダ感覚で食べられるピクルスなど野菜の作り置きは特に重宝する。
“サンドイッチ向きのおかず”とは、味のしっかりした肉料理や魚料理。ナガタ家の定番は、はちみつマスタードチキン。他に、キャロットラペなどの副菜も多めに作っておき、翌朝の楽しみに。
朝はそんなに凝ったことはせず、簡単で美味しいものを、がナガタさんのモットー。前日の夕食のおかずを使って、組み合わせるだけという簡単サンドイッチはナガタさんの朝の楽しみにもなっているのだ。
●ナガタユイ(フードコーディネーター)
食品メーカーでのメニュー開発、はちみつ専門店ではちみつ教室の企画運営に携わった後、フードコーディネーターとして独立。『ル・コルドン・ブルー』でフランス料理や製菓・製パンを学ぶ。著書に『サンドイッチの発想と組み立て』(誠文堂新光社)がある
(出典:『暮らし上手archive おいしい朝食』)
(S)
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¥1,650(税込)
(2018.02.27発売)
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