超ラクお弁当の作り方
簡単!のっけ弁当の本
© 1999-2021 Ei-Publishing Co.,Ltd.
2015.09.07
家族のために、自分のために。毎日つくるお弁当は、作るのも考えるのも正直大変。日々のものだから、できれば簡単に済ませたいし、でも喜んでもらいたい……
そんな悩めるお弁当づくりも、実はちょっとしたコツで一気にステップアップできる。簡単なのに、豪華に見える。少ないおかずなのに、とても充実して見えるお弁当。お弁当作りが得意な人は、“詰め方”をしっかり押さえているのだ。
コツをつかむには、まずは“お手本”のマネから始めるのが一番。「お弁当上手」代表として、フードコーディネーターの中山智恵さんに上手な詰め方を教わった。詰め方次第で、こんなにお弁当は変わる。明日の朝からさっそく真似したい!
今回つくるのは、こちらの「満足ショウガ焼き弁当」。豪華に見えて、実はフライパンに1つにコンロ1つで仕上げるお手軽弁当。こう見えて、おかずはたったの3品。
【今日のお手本弁当の献立】
・ショウガ焼き
・トマトオムレツ
・きゅうりとちくわの和え物
豚こま切れ肉で手間いらずのショウガ焼きは、野菜も合わせて、色鮮やかに。チクワは、最強常備食材! お弁当にこそ、上手に活用したい。オムレツは初心者にもおすすめできる簡単おかず。トマトのような具入りのオムレツにすれば断面も美しく、一品でお弁当が一気に華やいで豪華になる。
1.まずは、ご飯を詰めよう。今回はお弁当箱の半分に、きっちりと。
2.次に、ショウガ焼きを詰める。
3.カットしたオムレツを詰めて……
4.あしらえと味のアクセントにシソを敷き……
5.きゅうりとちくわの和え物を置く。
6.おわりに、梅干しとごまを振れば……
7.完成!!
さらに、まったく同じお弁当の中身でも、こんなふうに詰め方を変えれば、この通り。まったく同じおかずを使っているのに全然ちがったお弁当に見せることもできるのだ。
a.ボリューム満点・のっけ型
丼のイメージで盛り付ける。ご飯は少し斜めに詰めて、その上にショウガ焼きをのせる。
b.オムレツ主役の二段型
2段のお弁当の場合は、見た目がおおざっぱにならないように気を遣いたい。ご飯の上にシソと梅干しを散らし、その上に思い切ってオムレツをのせればこんなに華やか
ちなみに今回のおかず3品「ショウガ焼き」、「トマトオムレツ」、「キュウリとちくわの和え物」は、まとめて作れば20分ですべて完成してしまうという優秀レシピ。時間短縮のコツはずばり、“段取り”! 3品のレシピや段取り上手な作り方の手順は、本誌『暮らし上手の定番道具』にて紹介しています。
お弁当は、“負担”じゃなくて、“楽しい日課”にすることができるもの。詰め方を駆使して、作る人も食べる人も嬉しいお弁当生活を始めよう!
教えてくれたのは……
○中山智恵さん
フードコーディネーター。
テレビや雑誌、イベントでの料理制作など、幅広く活躍中。
著書に『定食弁当』(主婦と生活社)、
『「下ごしらえ」があればラクおかず』(マイナビ)がある。
(ヨシザワ)
詳しくはこちら!
この記事を読んだ人におすすめの記事
あわせて読みたい
この記事を読んだ人におすすめの本