子どもがどんどん食べる野菜レシピ
2015.11.02
やってみたら簡単・便利・美味しい! ふっくら戻して保存する、豆の上手な使い方
栄養豊富で、さまざまな料理にアレンジが効く豆は、日々の食卓に取り入れたいお役立ち食材。面倒に思われがちな下ごしらえも、作業そのものは意外なほど簡単。ゆでた状態でストックしておけば、すぐに料理に使えて重宝する。何より自分でゆでた豆の味わいは格別で、またトライしたくなること間違いなし! 覚えておくとトクをする、豆の上手な戻し方と保存方法をご紹介しよう。
手順は3つだけ! ふっくらツヤツヤに仕上がる豆の戻し方
小さくて平たいレンズ豆を除いて、豆の下ごしらえには時間がかかるが、作業自体はとっても簡単。基本的には水に浸してゆでるだけなので、難しいことや面倒なことは一切ナシ。「皮が破れないように静かに煮て、そのまま冷ます」というポイントさえ押さえれば、ふっくらツヤツヤの仕上がりに。
[豆の戻し方]
1.一晩水に浸ける
豆を軽く水で洗って鍋に入れ、ひたひたの水に浸して一晩おく。水の量が多いと旨味や栄養が抜けすぎてしまうので注意。
2.強めの中火にかけてアクをすくう
浸した水ごと中火にかけ、浮いてきたアクを丁寧に除く。写真のようにアクがまとまったところで一気にすくい取るとよい。
3.軟らかくなるまで弱火で60分煮る
豆が小さく揺れる程度の弱火にして60分(新豆は30〜40分)ほど煮る。1粒食べて軟らかくなっていたら火を止め、そのまま冷ます。
保存期間&シチュエーションで使い分ける、便利な豆の保存方法
乾燥豆はもちろん、ゆでた豆も保存が可能。時間があるときに1袋分まとめてゆでてストックしておくと、使うたびに戻す手間が省ける上、調理の時短にも役立つ。すぐに食べる分以外は、使い切るまでの期間を考えて、冷蔵や冷凍で保存するのがおすすめだ。なお、乾燥豆を戻すと2倍前後の量に増えるため、レシピの分量表記にはくれぐれも注意を!
[豆の保存方法]
■戻す前━━乾燥剤とともに保存瓶に
封を開けた豆は、パッケージに入っている乾燥剤と一緒に保存瓶に入れてストック。数種類の豆の瓶を並べれば、キッチンのインテリアとしても◎。
■戻した後《冷蔵》━━ゆで汁に浸して保存容器へ
2日ほどで使い切る場合は、ゆで汁ごと保存容器に移して冷蔵庫へ。煮物やスープなら、ゆで汁も余さず使えてムダなし。
■戻した後《冷凍》━━ゆで汁と分けて保存袋に
日々の食事用のストックには、2カ月ほど保存可能な冷凍がベスト。水気を切った豆を保存袋に入れて平らにならし、金属製のバットにのせて急速冷凍。豆は凍ってから手でほぐし、ゆで汁も小分けして冷凍しておくと、使いたい分だけ取り出せて便利だ。スープや煮物に使う場合はそのまま、サラダや和え物ならさっとゆでるか、レンジで解凍すればOK。
豆がゆであがるまでの時間をのんびり楽しみ、ストックした豆を使った料理を日々の食卓にのせる……そんな準備作業も丁寧に楽しむ暮らし、今日から始めてみませんか?
教えてくれたのは……
○星谷菜々さん
料理家。JSA認定ワインエキスパート。
雑誌を中心に日々の家庭料理やおやつを
素敵なスタイリングとともに提案。
近著に『フルーツスイーツ ダイアリー』(グラフィック社)。
www.apron-room.com
(エイパブ編集部・ヨシダ)
詳しくはこちら!
¥1,018(税込)
(2015.09.24発売)
ISBNコード│978-4-7779-3758-5
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