自然を楽しむためのノウハウ
別冊ランドネ 親子でキャンプBOOK
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2017.06.28
キャンプでまず越えなければいけない壁がテントの設営だ。今どきのテントは初心者でも立てやすい設計になっているが、コツを知っておくだけでテントで過ごす時間の快適度はグンッとアップする。例えば立てる場所選びや、立てる方向、ペグの打ち方ひとつで、まったく変わってくる。
風が吹いても飛ばされないようにしっかりと立てたいし、雨が降ったとしてもテント内に雨水が侵入してくるなんてことも防ぎたい。そのためにも、テント設営の手順とコツをしっかり押さえておこう。
【1】平らな設営場所の確保は何よりも大切。わずかな傾斜でも寝心地が悪くなってしまう。河川の急な増水、崖崩れなど、日常の生活では思いもよらないことが起こる場合もあるので、安全が確保できる場所に立てるのが鉄則。
【2】十分な広さが確保できる場所でテントのインナー(内張り)を広げる
【3】フレームを組み立てる。ジョイントは端からではなく、真ん中から組むと傷みづらい
【4】インナーの袋状になっているスリーブに、組み上げたポールを通す
【5】角と角にそれぞれ分かれて一本ずつポールを起こし、インナーテントを立ち上げる
【6】ポールをクリップや穴に入れて固定する。ここの形状はモデルによってさまざま
【7】インナーテントのフックをポールにかける。これをかけ終わるとテントの形が現れる
【8】テントの入口の向きを決める。風や雨が吹き込まないよう、基本は風下に入口を向けるのがミソ
【9】立ち上がったらファスナーをすべて閉める。開けたままにすると虫や蚊が入ってしまう
【10】向きを決めたら四隅をペグで固定する。対角線の順で打つとテンションをかけやすい
【11】ペグには種類があり、太いペグは風があっても抜けづらく、細いペグは刺さりづらい地面に有効
【12】フライシート(外張り)なしでも使えるが、ないと雨や風の影響をモロに受けてしまう
【13】フライシートを地面に固定してあるインナーと固定する。四隅すべてお忘れなく
【14】フライシートのフックもフレームにかける。これで万が一、風が強く吹いても安心
【15】張り綱を使ってフライシートにテンションをかけると、テントが美しく仕上がる
【16】ペグはテントに対して垂直より少し斜め外側に倒して打ち込むことで抜けづらくなる
【17】入口を巻き上げて固定したり窓を開けることで、空気の通り道ができ、内部が涼しくなる
【18】完成! しっかり張ると見た目が美しいだけでなく、テントの機能を最大限に発揮できるのだ
ぐっすりと眠って、快適な朝を迎えるためにも、キャンプのベースとなるテント設営のコツをしっかりと覚えて、楽しいキャンプを!
(出典:『キャンプ&BBQ最新ベストギア』)
(K)
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(2017.06.27発売)
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