本づくりの原点がここに。
しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
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2017.08.22
仕事に家事に育児に……女性の朝は大忙し! だからメイクにたくさんの時間はかけられない。もちろん、キレイでいたいのは山々なのだけど……。
そんな悩める女性の皆さんに、「あきらめないで!」とエールを送るのは、テレビや雑誌、広告などでヘアメイクとして活躍中の高橋有紀さん。高橋さんは、ポイントを押さえてメイクをすれば、誰でも簡単、手間なし、時間いらずで、いつもとは全然違う仕上がりを手に入れられる!といいます。「どんなずぼらさんでも、女性をキレイにできる」、『ずぼらメイク』の秘密を教えてもらいました!
高校生や大学生のころ、なんとなく雑誌で覚えたメイク。そろそろ見直す時期かもしれません。以下に当てはまる人は、「ずぼらメイク」への切り替え時です!
・朝はいつもバタバタ、メイクに割いてる時間は最低限。
・さすがにすっぴんで外出はNGだから、とりあえずパパッとメイクして家を出る。
・ずっとなくならないので、何年も使いつづけている化粧品がある。
・長いこと洗っていないファンデーションパフを使っている。
・メイクに時間を使うくらいなら寝ていたい。
・化粧ポーチの中が散らかっていて、ものを取り出すときにイライラすることがある。
・雑誌とかテレビでキレイにメイクしたモデルさんを見ると、「いいなあ」とは思う。
・けど、ずぼらで時間もない私にはとてもできない……と落ち込む。
・自分のメイクに自信がない。
・デパートの化粧品売場が苦手。
・時短メイクですむのは、元々が美人な人だけだと思う。
・メイクの時間がもっと楽しくなればうれしい(でも、面倒なのはイヤ)。
「それって、美人がするから手間をかけずに済むんでしょ?」と言いたくなる? でも、高橋さんが推奨する「すぼらメイク」は、ほぼすっぴん、ということではありません。ポイントを押さえたメイクをしよう、ということなのです。
では具体的なポイントを見ていきましょう。
1.手や指を使ってメイクする
道具をいちいち変えなくていいし揃えなくていい。手を使うことで肌馴染みも良くなるし肌の調子も良くなる。
2. 2WAYアイテムを持つ
1つ使いでも十分ステキな2WAYアイテムを持っておく。チーク&リップや、下地や日焼け止めを兼ねているBBクリームなど。
3.定番のアイテムを決める
お気に入りの定番があることで、いつでもブレずにメイクできる。機能性(色のつき方や肌馴染み)と自分に合うモノを選ぶこと。
あれもこれも、と道具が増えてしまうと、それだけでワタワタして億劫になってしまうもの。メイクをするハードルを、まずは上げないことが大事! キレイになるためのステップだから、楽しまなくちゃもったいない!
お手軽メイクでキレイに仕上げるためには、やっぱりそれなりのお値段の化粧品が必要なんじゃ……? なんて、心配も無用。ずぼらメイクは、6つのアイテムだけで完成できます! たくさんのコスメを試してきた高橋さんが厳選した、「これだけあればキマる!」神アイテムがこちら。どれも2000円以下で入手できるロープライスアイテムだから、今すぐ揃えましょう!
【1】ファンデーション
衰えが出やすい肌をベースメイクでカバー。とはいえ、塗り過ぎて肌感が見えなくなると古い印象になるのでNG。それには、下地も兼ねてナチュラルに仕上げやすいBBクリームが最適です。
≪写真中央:ママバター BBクリーム イエローベージュ 1,620 円/ビーバイ・イー≫
【2】アイシャドウ
目を大きく見せて、生き生きとした印象にするアイシャドウ。一番簡単なのは薄めのブラウンを使うこと。慣れたらさまざまなカラーで雰囲気を変えながら楽しんでみて。
≪写真左から2番目:ヴィセ リシェジェミィリッチ アイズBR-4 1,296 円(編集部調べ)/コーセー≫
【3】アイライナー
大人の女性は特に厚化粧厳禁! 目のキワに細くラインを引くと、メイクしている感を出さずに目をぱっちり見せられます。
≪写真右から1番目:キングダム リキッドアイライナーS ディープブラック 1,296 円/キューティス≫
【4】マスカラ
目を大きく見せるだけでなく、まつ毛が上がれば目のたるみもキュッと引き上がります。必ずビューラーでまつ毛をしっかりと上げてから、マスカラを塗って。
≪写真左から1番目:ディーアップ ボリューム エクステンション マスカラ 1,620 円/ディー・アップ≫
【5】アイブロー
角度や描き方で、時代が出やすい眉毛。ベーシックな描き方は、くっきり描き過ぎないナチュラルなもの。いつの時代にもマッチします。
≪写真右から2番目:ル・ベラン・ミニョンワンストローク アイブロウミルクティーベージュ 1,598円/ジェイ・ウォーカー≫
【6】チーク&リップ
頬の血色が次第に減ってくる大人世代には、メイクの力で色味を足しましょう。チークを使って血色のいい肌を演出することで、フレッシュで若々しい雰囲気をまとえます。
≪写真右から3番目:キャンメイク リップ&チークジェル06 648円/井田ラボラトリーズ≫
たくさんメイク道具をそろえても使いこなせないとまたそれもストレスに……。まずはこの6つの使い方からマスターすれば十分、と言われると心強い!
「年齢にかかわらず、メイクをきちんとしていれば若々しくいられます」と、高橋さん。また、気分が上がったり、周りから好印象を持たれるようになったり、生活にもいい効果を与えてくれるのがメイクの力。「それを実感するためには、自分がメイクで変わることを恥ずかしいと思わないで」と高橋さんは話してくれました。
「変わりたいな」と思ったら、ぜひその気持ちを大切にして。新しい自分に出合うことは、効果絶大! 思った以上に前向きに、明るくなっている自分の表情に気が付くはず。まずは「私には……」を捨てて、チャレンジを。思い切って踏み出した先に、いまより素敵な笑顔のあなたがいるはずです。
●高橋有紀さん
ヘアメイクアップアーティスト兼美容師。ヘアサロン『Lysa』代表。テレビ、雑誌、広告などで、数多くのタレントやモデルのヘアメイクとして幅広く活躍している。著書に『いきなりケタ違いにかわいくなる』(ダイヤモンド社)。
(出典:『ずぼらメイク』)
(ヨシザワ)
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