2017.09.05
肌あれ、ドライアイ、口内炎……体調不良には「レバー」が最強!?
栄養のバランスを欠くことで引き起こされる体調不良。とくにダイエットなどで糖質や脂質など食事制限をしている人は、知らない間に必要な栄養素が不足して体がSOSを発していることも……。体調がよくないな、と感じたときに不足しがちな栄養素が、実はレバーにたくさん入っている。主要なビタミン3種類を中心に、優秀食材レバーについて解説しよう!
【1】口内炎や肌・髪のパサつきに ビタミンB2
ビタミンは三大栄養素の糖質、たんぱく質、脂質の分解や吸収を手助けする栄養素。とくにビタミンB2は脂質の分解と吸収に大きく影響するため、積極的に取り入れたい栄養素のひとつ。糖質や脂質代謝を効率よく行いたいダイエット中には、ビタミンB2をしっかり補うことで結果を出すことができるだろう。また、ビタミンB2が不足すると皮膚や粘膜の炎症を招きがちにも。口の中に口内炎ができたり肌や髪の毛がパサついて気になるときには、ビタミンB2を含む代表的食材のレバーが助けてくれるはず! ビタミンB2は熱に弱く水に溶けやすい性質を持っているので、調理するときは、ゆでるよりも煮物などに使用して汁ごといただくのがオススメ。
■ビタミンB2を多く含む身近な食品
1位:レバー
2位:うなぎ
3位:納豆
4位:いくら
【2】乾燥肌やドライアイ ビタミンA
さまざまな効果をもつビタミンA。なかでも魅力的な特徴は抗酸化作用だ。活性酸素を除去して細胞の老化を防いでくれるため、肌や目が乾燥しがちな人やアンチエイジング効果を求める人にピッタリの栄養素といえる。乾燥肌やドライアイがツラい人はビタミンAを取り入れて。免疫力を向上させる働きもあるため、風邪やインフルエンザなどが流行する時期に積極的に取り入れることでカラダを守ってくれるだろう。
レバーのほか、緑黄色野菜で摂取するのがオススメ。油分と一緒でないと吸収されづらいので、野菜炒めにしたりドレッシングをかけていただこう。
■ビタミンAを多く含む身近な食品
1位:レバー
2位:うなぎ
3位:青じそ
4位:にんじん
※妊娠初期の女性はレバーを大量に摂取すると過剰症を招くため控えましょう。
【3】肌荒れ、貧血予防のビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質の分解と吸収を助ける働きを持っている栄養素。糖質制限をしたり運動をして筋肉量を増やしたいときは、ビタミンB6を多く含む動物性食品を食べてしっかり補いたい。また、湿疹や口角炎といった皮膚炎や神経系の症状、貧血などの改善にも一役買ってくれる。
ビタミンB6も他のビタミンB群と同様に水に溶けやすい性質を持っているので、食材を調理するときは気をつけよう。
■ビタミンB6を多く含む身近な食品
1位:レバー
2位:マグロ
3位:バナナ
4位:納豆
ほかにも糖質の代謝を助けるビタミンB1や胎児の正常な発育に不可欠な葉酸、眠りの質を良くするトリプトファンなど、レバーには大事な栄養素がたっぷり。まさに現代人に欠かせない優秀食材なのだ。
もちろん、レバーだけ食べていればOKというわけではないので、バランスよく食べるのは大前提。不調は複数の要因があって引き起こされること。栄養素も食材も、「これだけ食べていればOK」ということは決してない。気になる体調の変化があったときには、ぜひ体調管理の一環として、栄養や食材について調べてみよう。
(出典:『マンガでわかる栄養素の基本』)
(ヨシザワ)
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¥1,080(税込)
(2017.06.26発売)
ISBNコード|978-4-7779-4725-6
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