自宅でおいしいご飯を食べよう
FOR LIFE KITCHEN わたしだけの料理教室
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2017.10.13
運動会や所属するサッカーチームの試合など、運動のパフォーマンスを最大限発揮してほしいも多々。そんな時、活躍してほしいあまり、前日や当日のご飯はつい子どもの好きなものを好きなだけを用意していないだろうか? それではせっかくの栄養が、体の中で効率よく働かない可能性も。そこで、パフォーマンスを最大限発揮すべき日の前日、そして当日に摂った方がいいもの、NGなものについてご紹介しよう。
運動中に必要なのが、エネルギー源となる炭水化物。さらに一緒にとりたい栄養素が、炭水化物がエネルギーに変わるのを助けるビタミンB1。豚肉や鮭などに多く含まれているのでおすすめだ。
【○】トマトソースパスタ
パスタは手軽につくれて子どもも大好き。具材はビタミンB1を含むハムがおすすめ。
【○】豚肉カラフル野菜温玉丼
おかずとごはんが一緒になった丼ものにすれば、食が細い子どもも炭水化物であるごはんをたくさん食べられる。
また、避けたいのが消化の悪い揚げ物や、お刺身といった生もの。大切な試合の前に子どもの好物をという気持ちはわかるが、それは試合後までとっておこう。
【×】トンカツ
「ゲン担ぎでトンカツを…」はNG。油っぽいメニューは消化が悪く、胃もたれや消化不良による腹痛の危険があるので注意。
【×】お刺身
食中毒を起こしやすい生ものもNGメニュー。また、普段食べ慣れていないものもできるだけ避けよう。
試合当日の朝ごはんは、集中力を高めて体を動かすためのエネルギーを補給することが目的。すぐにエネルギーに変わる炭水化物多めの献立がおすすめ。消化に時間がかかる野菜や海藻類はひかえて、うどん、おにぎり、おもちなどをよくかんで食べ、試合が始まる3~4時間前に食べ終えるようにしよう。
【○】おにぎり
おにぎりの具は、消化がスムーズな梅干し、鮭、おかかなど昔ながらのものがベター。
【○】おもち
炭水化物でエネルギーたっぷり。必要量に応じて個数を増減しよう。
ちなみに、試合当日の夜ごはんの目的は、試合で使ったエネルギーを補給し使い過ぎて壊れた筋肉を修復すること。炭水化物をとってエネルギーを補給し、意識的に肉、魚、豆腐、卵などの良質なたんぱく質を増やして筋肉を修復しよう。また、疲れて食欲がない場合、子どもの好きなものをつくってあげてもいい。ただ、その中に必要な栄養素を入れる工夫をして。
【○】カレー
たっぷり食べてほしいので食欲を刺激するよう、カレーなど子どもが好きな献立でも◎。
【○】鶏もも肉のソテー
鶏もも肉には糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーにかえるビタミンB2が含まれている。
いかがだったろうか? 試合前の食事は、試合で消耗するエネルギーを蓄えることが必要に。なので、前日の夜ごはんにエネルギー源となる炭水化物や果物などを多めにとると効果的。そして、試合当日の朝ごはんは、うどんやおにぎり、おもちなど、胃腸に負担がかからない消化のよいものがおすすめだ。実力以上にパフォーマンスを発揮するのは難しいかもしれないが、晴れの舞台でしっかり活躍できるよう、少しでもメニューに気を配っていきたいものだ。
(出典:『グングン背を伸ばすためのレシピ』、監修:石村智子)
(S)
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