フィルムで撮りたい!
FILM CAMERA STYLE vol.3
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2017.12.23
商店街や大衆居酒屋、喫茶店に銭湯……。板橋には昭和の面影を残す町並みが多くある。世界各国で人気を集めているインスタグラマーの写真を通し、郷愁を感じる板橋をタイムトラベルしてみよう。
スマートフォンで撮影した日本の街並みや風景をインスタグラムに投稿し、その写真が世界各国で人気を集めている「@myview_injapan」さん。撮影の際は、構図や条件などは特に気にせずに、普段の生活の中で惹かれた瞬間を撮影しているのだとか。にもかかわらず、彼女の写真はどれも統一された世界感で、日本の美が表されている。
そして、今回の企画のために、板橋区内の写真を撮り下ろしてもらうと……。普段何気なく生活している地元の街並みが、彼女の手にかかるとこう映るのかと驚くばかり。そんな、@myview_injapanさんにインスタ映えする板橋スポットと撮影ポイントを教えていただこう。
細い通路の両脇には雰囲気満点の飲み屋が密集している。撮影時はちょうど夕暮れで、赤提灯が点灯していた。夕日と提灯の灯りが味を出している。
【POINT】
昼間に撮影すると、生活感に溢れる路地の活気がでますし、夜に撮ると酒場と化す妖艶な雰囲気の写真が撮れます。
美容院の外に置いてある植物の緑が素敵だと思い撮影。
【POINT】
昼間と夕方の日の当たり具合で、味のある店の外観の色を綺麗に写せると思います。
レトロな看板が飾られた昔懐かしい駄菓子屋の壁。
【POINT】
細い路地にあり、日当たりがあまり良くないので明るい時間帯に撮影するのがオススメです。
引き戸と暖簾が味わい深いレトロな米屋。
【POINT】
明るい昼の時間帯に、お店の正面から写真を撮ると雰囲気がでます。通りがかる人を入れてもいいですね。
志村坂上駅近くの『第一ストア』(通称:トンネルマーケット)。
【POINT】
店内なので天気、時間を気にせず撮れます。人が写ったほうがお店の雰囲気が出ますよ。
1)理想の出来栄えを追求せず撮影
人が行き交うタイミングや立ち位置を気にしすぎると、撮りたいと思った瞬間を見逃してしまうので、構図を気にせず撮影します。
2)普段の生活で惹かれたものを撮る
流行りのスポットや写真映えを気にすることなく、普段の生活の中で感覚的に惹かれた物、瞬間、場所をすかさず撮ります。
3)いつでも写真が撮れる状態に
惹かれた瞬間が撮れないのは悔しいので、常に撮影できる状態でいます。写真を撮るのに一番大事なことだと思っています。
●@myview_injapan
絵の展示をしていた際に、写真も見てもらいたいと思いインスタグラムをスタート。写真はすべてスマートフォンで撮影している。
www.instagram.com/myview_injapan/
いかがだろう? この機会にフォトジェニックな板橋区を訪れ、インスタグラムに投稿して欲しい。#板橋 もしくは、#itabashi のハッシュタグもお忘れなく。
(出典:『板橋本 最新版』)
(Y)
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