持ち歩ける 練馬本
2017.12.28
東京生まれのワイン。お土産や贈答にいかが?
濁りワインに定評あり!
東京都内にワイナリーがあると言ったら、驚くだろうか。東京は練馬区。住宅街の一角に『東京ワイナリー』はある。
ワイナリーを営むのは、越後屋美和さん。「東京の農業をもっと元気にしたい」という思いから、2014年に果実醸造免許を取得し、練馬区大泉学園に東京都内初のワイナリーを開設。都内を中心にぶどうを取り寄せ、オリジナルワインを醸造している。小さなワイナリーだが、年間1万本弱のワインを作り、都内のさまざまな飲食店に卸している。無濾過無清澄にこだわった濁りワインには定評があり、東京の農業の可能性を感じさせる。話題性だけでなく、味のほうも自信ありの東京産ワイン。お土産や贈答にもオススメだ。
ワイン作りの現場をのぞいてみよう!
1. ぶどうを取り寄せる
ワイン造りのために必要なぶどうがこちら。都内の品種は、『高尾』と『クイニーナ』。東京ワイナリーでは年間1万本弱のワインを作っている。
2. ぶどうを除梗、破砕する
選定されたぶどうの柄を取り除き、実を潰す。その後、発酵槽に移し、培養酵母を加えて、発酵を促す。写真はぶどうが発酵している状態。
3. 発酵したぶどうを搾汁
一定期間発酵させた後に、圧縮機などを使って、ぶどうからワインを搾汁する。発酵が進んだぶどうからワインが出る。
4. タンクで熟成させる
搾汁したワインをタンクに移し、タンク内で一定期間しっかりと熟成。写真のタンクに入れて作業をする。
5. 熟成させたら瓶詰め
一定期間熟成させた後に瓶詰めする。濁りワインなのでオリ引きはしない。瓶詰めしたあとも、しっかりと熟成させたら商品として出荷。
「醸造所の見学を希望される方は、事前にご連絡ください。ワインの販売も行っています」と、醸造家の越後屋美和さん。
『東京ワイナリー』に併設している『カフェ アトリエ シュクレ』では、練馬で採れた野菜を使ったガレットかパニーニを堪能できる(限定各5食、11時半からなくなり次第終了)。
【DATA】
●カフェ アトリエ シュクレ(東京ワイナリー内)
住所:東京都練馬区大泉学園2-8-7
電話:03-3867-5525
営業時間:11:00~16:30
定休日:月・木・土・日曜、祝日 ※第4土曜は営業
(出展:『練馬本 最新版』)
(編集 M)
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