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幸せを呼び込む九星占い 2017 [付録あり]
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2018.01.23
初宮詣に七五三詣、厄除けに家内安全、商売繁盛など、古来より日本人は折に触れ神社に参拝し、祈りをささげてきた。平成30年になった今も、神社は日本人にとって身近な存在であり続けている。
ところで、神社の数にも、地域によってばらつきがあるというのはご存知だろうか?
文化庁が毎年公表している宗教年鑑によれば、神社の数が最も多い都道府県は新潟(4743社)で、以下、兵庫・福岡・愛知・岐阜と続く。この5県だけで18638社あり、全国の神社の2割以上を占める。
今でこそ日本は太平洋側に大都市が集中しているが、19世紀末まで日本海側の新潟は最大の人口を誇る地域だった。農業人口が多く、米どころとして豊かな土地があり、国内外の交通の要衝であった新潟に、神社が多く造られたのだった。
では、反対に少ない県は……というと、やはりというか、沖縄。その数13社。こちらについては、感覚的にご理解いただけるのではないだろうか。成立の歴史をやや異にすることと、人口が少ない県ベスト3の常連であったことなど、いくつかの理由が考えられる。
以下、少ない順に和歌山・宮崎・大阪・山口と続き、5県の合計は2612社。この5県を合わせても、新潟県にははるかに及ばないのだから、驚かされる。全国的には、実はかなりばらつきがあるのだ。
さて、そのレアな沖縄の神社の中から、絶好のロケーションにある神社を紹介しよう。
波上宮は、その名の通り、海を臨む崖の上に建ち、健康や厄除けの開運神社として知られている。ここは、はるか昔、神々が住む理想郷・ニライカナイへ祈りを捧げた聖地とも言われる。
その由来はロマンにあふれている。伝えられるところによれば、釣りをしていた崎山里主という人物が、浜で『ものを言う石』をみつけ、この石に祈りを捧げたところ、毎日が豊漁となった。このことを知った諸神が石を奪おうとしたため、里主は石を持って逃れたのだが、崖の上まで来たところで、『社を建立せよ』とご神託を受ける。里主は王府へ石を奏上し、琉球王がここに波上宮を建てたのだそうだ。
那覇市内に位置し、アクセスもよし。沖縄観光の折にはぜひ立ち寄りたい開運スポットとなっている。
(左)南国らしい鮮やかな色使いの紅型(びんがた)守で運気もアップ。縁結びにも。
(右)狛犬ならぬシーサーが出迎える。
【DATA】
●波上宮
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
電話:098-868-3697
(出典:『願いが叶う開運神社』)
(編集 M)
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