2018.01.26
こうすればお金は増やせる! 賢く貯蓄するための3つのポイント
思うようにお金が貯まらないのは、貯蓄の方法が間違っているからかも!? お金というのは、ただやみくもに貯めても増えないもの。どうすれば着実にお金を増やすことができるのか? ここでは、そんな悩みを解消してくれる3つのポイントを伝授。これまでのやり方を見直して、ゆとりある老後を手に入れよう。
ひとつにつぎ込まず、分散投資でリスクに備える
日本人は「貯蓄=銀行に預金をすること」と思いがちだが、資産のすべてを現金で保有することにはリスクがある。例えば、銀行が経営破綻したり、国家財政が崩壊したりしたら、どうなるだろうか? 日本政府は戦後、預金の引き出しを制限して税金をかけ、事実上の財産の没収を行う「預金封鎖」を発動した過去がある。しかも、その間に起こったインフレで現金は目減りし、紙くず同然に……。こうした事態を避けるには、資産を投資や保険など、現金以外のものも運用することが大切。株などの有価証券や貴金属などの現物資産を所有する人が増えている背景には、そうした理由があるのだ。
「短期・中期・長期」という3つの財布を使い分ける
貯蓄を銀行の普通預金で一括管理している人は少なくないのでは? そこでおすすめしたいのが、使う時期や用途に応じて「短期・中期・長期」という3つの財布を持つこと。「短期」の財布は通常の普通預金で、日常生活やいざというときのためのお金を入れておく。「中期」の財布にあたるのは、定期預金や個人向け国債など。マンションや車などの高額な買い物をするときに備えるものだ。「長期」の財布は保険、株や投資信託、現物資産などで、老後の蓄えに。このように財布を増やせば、リスクを中長期的に分散できる。
「なるべく早く始める」ことがお金を貯めるベストな方法
貯蓄を始めるのは早ければ早いほどいい。貯蓄に近道や裏ワザはなく、コツコツと地道に続けていくことが大切だからだ。例えば、あなたが老後のために3000万円を貯めたいと思ったとしよう。25歳なら毎月4万円を積み立てていけば到達できるが、始める年齢が後になればなるほど毎月の積み立て額は増え、負担は大きくなっていく。いつから貯蓄を始めるべきか迷っているのであれば、これを読んだときがベストタイミング。思い立った今からスタートしてほしい。
●一橋香織(ひとつばし かおり)/相続診断士事務所 笑顔相続サロン代表。アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー【AFP】、2級ファイナンシャルプランニング技能士【国家資格】、相続診断士、終活カウンセラー上級、家族信託コーディネーター。2017年度MDRT成績資格会員。外資系金融機関を経てFPに転身。頼れるマネードクターとして、これまで2000件もの相続・お金の悩みを解決した実績を持つ。
ちょっとした工夫や心がけの違いに思えても、後々、大きな差になって現れてくる。千里の道も一歩から。焦らず、でも効率よくお金を増やしていこう。
(出典:『マンガでわかる最強の貯蓄術、監修:一橋香織』)
(エイサイト編集部 ヨシダ)
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¥950(税込)
(2017.12.29発売)
ISBNコード|978-4-7779-4951-9
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