この春、欲しいアイテム
YOLO.style vol.07
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2018.06.06
久しぶりの同窓会で、若々しく見える人がいて驚いたことはありませんか? 差が出る原因はさまざまですが、ホルモンもその一つ。ホルモンはカラダの働きを調整する化学物質で、カラダの内外で環境の変化が起きたとき、カラダの働きが常に一定になるように保つ役割を果たしています。
ホルモンにはたくさんの種類があり、なかでも若々しさに関係してくるのが、性ホルモンと成長ホルモンです。
性ホルモンとは男性ホルモンと女性ホルモンのことで、男性らしいカラダや女性らしいカラダつきや機能をつくり出す働きがあります。また、成長ホルモンは、代謝にかかわるさまざまな働きを担っており、別名『若返りホルモン』と呼ばれています。
これらは、主にカラダの中の内分泌腺というところでつくられますが、最近の研究では筋肉でもつくられるのではないかと考えられています。
筋肉でつくられるホルモンについては、首都大学東京大学院人間健康科学研究科の藤井宣晴教授らが研究している『マイオカイン』が注目を集めています。
『マイオ』は筋肉、『カイン』は作動物質という意味で、筋肉から分泌されるホルモンの総称をマイオカインと呼びますが、最近の研究では、マイオカインが血液によって全身に行き渡り、臓器などを健康にしていることが証明されつつあるそうです。
つまり運動をして筋肉を動かせば、筋肉からもホルモンが分泌され、見た目にも若々しいだけでなく、糖尿病やガン、認知症などの発生リスクを下げて免疫機能を高める期待できるのです。
となれば、すぐにでも筋トレをしたくなりますが、負荷のかけすぎは逆効果。運動習慣のない人がいきなり重いダンベルを持って筋トレをはじめても、途中で挫折しがちです。また、やり方を間違えてケガをすることもあります。現在の自分の筋力に合わせて、段階的にトレーニングしていくほうが効果的です。
●監修:向井直樹先生
筑波大学准教授(外科系スポーツ医学)。筑波大学医学専門学群卒。日本陸上競技連盟医事委員会副委員長。日本体育協会公認スポーツドクター。整形外科医として診療も行う。
(出典:『老けないカラダを作る筋トレBOOK』、監修:向井直樹)
(編集 M)
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¥1,018(税込)
(2018.05.17発売)
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