本づくりの原点がここに。
しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
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2018.06.21
おしゃれな大人の女性の私服コーデを見せていただくこのシリーズ。今回は、アパレルブランド『ナルナネア』を手がける大西みやまさんのお宅にお伺いした。
大西さんは御年68歳というが、一般的に想像される68歳という年齢をまったく感じさせない、チャーミングな笑顔が魅力的だ。海の近くに暮らしたいと、都心から鎌倉へ移り住み5年目。ビーチサンダルでどこへでも出かける毎日を送っている。
「時間に追われないので時計をしなくなりましたね。アクセサリーも減ったし、自分に無理のない、気持ちがよくなる服を着ています」
取材当日に着用してくれたコーデは自身のブランド『ナルナネア』のもの。リネン素材のニットのシームやパンツのサイドラインなど、ディテールにもこだわったアイテムは、ワントーンでもニュアンスのある装いになる。
Q. 年齢を重ねることによりどんな変化がみられますか?
A. トレンドを追わなくなって、物を買わなくなりました。
Q. おしゃれのこだわりは?
A. なんてことのないアイテムを素敵に見せる工夫をすること。
Q. あなたにとっておしゃれとは?
A. 毎日の暮らしの小さな楽しみ。
ファッションに限らず、大好きなインテリアも気楽に楽しめる工夫をする。「自然光いっぱいのこの家は、ひとりでも遊べる場所。いろんなものを壁にかけたり、集めた小物を飾ったり。季節感やイベント感を楽しんでいます」
ニットとシャツは『ナルナネア』、デニムは『R』。好きな色は、ブルー、ホワイト、シルバー。気がつくと集まっている色味。
白いシャツが大好き。選ぶサイズによって、エレガントにもボーイッシュにも、上品にも着こなせる魔法のアイテム。
普段使いする30年選手たちは、フォーマルな席でも大活躍。ホワイトとシルバーは昔から好きな色の組み合わせだ。見せる収納も美しい。
『ナルナネア』は、ハワイ語で『ナル=波』、『ナネア=リラックス』と教えてくれたが、自然と大西さんを表す言葉にも聞こえてくる。「普通のものが素敵に見えるような、そんな工夫を心がけています」という大西さん。その言葉通りのファッションやライフスタイルに大いに刺激される。
年齢を重ねてからは、顔映りのいい明るい色を選ぶようにしている。サーモンピンクのニットは自身のブランド『ナルナネア』。デニムは『無印良品』、ストールは『リネンアンドデコール』。『エーティピック』の巾着型バッグがアクセント。
●大西みやま/68歳。
アパレルメーカーにてライフスタイル商品の企画、開発に携わる。66歳で退社後、9年前にスタートした小さなアパレルブランド『ナルナネア』で、心地よい洋服づくりを目指している。
(出典:『大人の素敵ファッション帖』)
(編集 M)
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¥1,430(税込)
(2018.05.28発売)
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