手放せなくなる日用品
日用品の定番
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2018.10.02
選び方ひとつで作業効率を左右するキッチンツール。毎日、手にするものだから、本当に使い勝手のいい道具を選びたい。そこで、人気セレクトショップ「天然素材工房 而今禾」のオーナー・米田恭子さんが自宅で使っているバット&ボウルを拝見。プロならではのモノ選びのポイントと、お眼鏡にかなったアイテムを教えてもらった。
「衣食住のアイテム選びで大切にしていることは、独自の視点。日ごろから、モノに対して求める機能や要素をじっくりと考え、自分自身の美意識を開花させるようなもの選びをしたいと思っています」と語る米田恭子さん。キッチンツールのセレクトでも、そのルールは変わらない。中でも、作業効率の良し悪しに関わるバットとボウルは、ことさら吟味して選んでいるという。
「私がバットとボウルに求めることは“使いやすさ”。洗いやすくて収納しやすいことも含め、ストレスなく使えるものがいいですね。また、“美しさ”も大事。美しい佇まいのキッチンツールは、料理を作る楽しさにもつながるため、ここは譲れません」と米田さん。スペースに合ったサイズと手になじむ形は使いやすさにつながり、食材の匂いが付きにくい材質や洗いやすい形は長く使えるポイントになる。さらに、すっきりと重ねて収納できるデザインであることも見逃せないポイントだと教えてくれた。
2年ほど前までは自宅でもカフェ用に揃えた業務用のバットとボウルを使っていたが、家庭では少し大きすぎると感じていたという米田さん。そんな時に出会い、ひと目惚れしたのが、料理研究家・有元葉子さんがプロデュースする『la base(ラバーゼ)』のバットとボウルだ。
「デザインがいいので調理台に広げても乱雑な雰囲気を感じさせず、すっきり美しい景色を保てるのが魅力です。バットとボウルと合わせてざるやプレートも一式揃えました」と米田さん。プレートはさまざまに使える優れもので、食材を入れたバットやボウルの蓋にするとスタッキングが可能になり、空間を有効活用できるのだという。
このほか、バットに下ごしらえしたお肉を並べて冷蔵庫に保管し、食べる時にそのままオーブンに入れて焼いたり、料理を入れたバットをカゴバッグに重ねて持ち寄りパーティにお出かけしたりと、いろいろな使い方を楽しんでいる。
「使う人の“こうだったらいいな”に応える機能が随所に光り、一生ものとして使えます」
米田さんが使っている『ラバーゼ』のボウルは従来の倍の板厚しで、安定感のある丈夫なつくり。プレートはボウルにぴったりとフィットする大きさで、丸ざるの水受けやテーブルトレーとしても活用できる。どのアイテムもフチに巻き込みがないので、汚れが溜まらずお手入れも簡単。
角バットはボウルと同様に、従来の倍の板厚で安定感があるのが特徴。角ざるの水受けなどに使える角プレートとともに、高度な技術によるつなぎ目のないデザインで、フチの巻き込みがなく清潔。お菓子やパン作りなど、オーブン料理にも大活躍してくれる。
米田さんの審美眼によって選ばれたキッチンツールは、機能性もデザイン性もピカイチ。これを機に、日々の料理に欠かせない相棒を見直して、自分らしく使いやすいキッチンをつくりあげたいものだ。
(出典:『日用品の定番』)
(エイサイト編集部/ヨシダ)
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