本づくりの原点がここに。
しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
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2018.10.04
お気に入りの日用品は、できるだけ長く使って楽しみたい。そこでモノをいうのが、日々のちょっとしたケア。雑貨ショップ「巣巣」店主の岩崎朋子さんに、お手入れのポイントや素材別のケアの仕方をレクチャーしてもらった。
1.たくさん使う
まずは使うことがモノを長持ちさせるための最大のポイント。汚れなどにすぐに気づけるのは、使う頻度が高ければこそ。使用後に少しケアするだけで、味の出たいい状態をキープできる。
2.日々少しずつお手入れする
まとめてお手入れしようと放っておけばおくほど汚れが蓄積し、シミは取れにくくなってしまう。日々、少しだけ手をかけてケアすることが長持ちの秘訣と心得よう。
3.自分でお手入れできそうなものを選ぶ
どれだけ気に入ったものでも、お手入れに手間がかかりすぎると長く使う上で妨げになる。日用品を選ぶ際には、自分で無理なくお手入れできそうかどうかを考えることも大切だ。
1.柔らかなブラシでホコリを落とす
ホコリが溜まらないように、気づいたときに全体をさっとブラッシングしよう。しなやかな竹素材のカゴには、柔らかいブラシがおすすめ。
2.日当たりのよい場所で使う
竹のカゴは虫がつきやすいので、できるだけ日当たりのよい場所で使うのが◎。暗い場所や湿った場所で使うなら、ときどき日に当てるなどの工夫を。
3.割れやすい隅は革で補強する
竹は折れにくいといっても、四角いカゴの四隅などは割れやすい。市販の革のハギレなどを縫いつけておくと、補強になるだけでなく、装飾としても楽しめて一石二鳥。
1.細かくこすらず、全体を手洗いする
石けんをつけて水でジャブジャブ手洗いする。特に気になるシミや汚れなどがないなら、ゴシゴシこすらず、やさしく洗うだけでもOK。
2.手でシワを伸ばす
シワになりやすいので、干す前に手でしっかり伸ばしておく。とはいえ、リネンはシワも味のうちなので、使い方や好みで伸ばし具合を加減しよう。
3.日に当てて干す
直射日光に当てても傷みにくいので、日に当ててしっかり乾かそう。速乾性があり、風通しのよい状態にして干せばすぐに乾くため、お手入れの時間も短くてすむ。
4.使い方に合わせてアイロンがけを
キッチンクロス(写真右)は、あえてアイロンをかけず、洗いざらしの風合いを楽しんで。食器をふいたりするには、シワ感があって柔らかい方が手になじんで使いやすい。テーブルクロス(写真左)など清潔感を演出したいものは、アイロンをかけてパリッとさせても。色や柄によってアイロンの加減を調節して。
「使い込んで生まれる“味”もお手入れの楽しみのひとつですよ」と微笑む岩崎さん。なるほど、「愛用品を育てる」と思えば、少しばかり面倒に思えた日々のお手入れにも、俄然やる気が湧いてくる。長いお付き合いを目指して、丁寧にモノに向き合う暮らし、始めてみたい。
(出典:『日用品の定番』)
(エイサイト編集部/ヨシダ)
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