新たな時代の作り方。
Discover Japan 2019年4月号 Vol.90
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2015.05.07
(写真:『絶景レストラン』より「シロッコ タワー クラブ アット ルブア」)
最低限の食事のマナーを身につけておくのは、美味しく食事を楽しむための必須事項。
でもマナーとは別に、「この順番で食べるともっと美味しく食べられる」という暗黙のルールが、料理によっては存在する。実はこれ、意外と守れていない人が多いんです。
そこで料理をもっと美味しく食べたいなら、知っておきたい“食べ順”の法則を紹介。目の前の料理に込められた料理人の意図を理解して、今よりもっと食事を楽しもう!
■ルール[1] 食べるときはとにかく左から
ステーキなどの一枚肉。ナイフとフォークで食べる洋食は、左から食べ進めるのが基本ルール。というのも、左手にフォークを持つので、左から食べると口に運びやすく、何度もフォークを指さずにすむため、料理の旨みを逃がさずに最後まで美味しくいただけるため。洋食の場合料理人も左から食べてもらえることを前提に盛りつけていることが多いから、なるべく左からたべると意図された順番に食べられる。ちなみに、先に細かく切ってしまうのは料理が冷めて旨みが逃げてしまうので、なるべく避けよう。
■ルール[2] 味の濃淡に気をつけよう
何種類もの具材の味わいの違いを楽しみたい天ぷらも、順序のルールを大事にしたい料理。白身魚や野菜などの味の淡いものから、濃いものの順に食べれば、次に続く素材の風味を邪魔することなくいただける。アラカルトで頼む場合は味の濃淡を意識して注文し、盛り付けられている場合は、盛り付けを崩さずに、手前から順番に食べよう。盛り付けは、そうした味の濃淡を意識したベストな並びになっているからだ。
■ルール[3] 温度差を上手に配分して
広めのお皿に少しずつ配置されるタイプのオードブルやデザート。冷たいものと温かいものが何品か一つのお皿に盛り合わせられている際は、冷たいものから温かいものの順にいただきたい。デザートの場合は、アイスなど溶けやすい冷たいものから手をつけ、アイスで冷たくなった口の中を焼き菓子で整えるように考えながら食べ進めれば、パーフェクトだ。
(ヨシザワ)
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