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名僧のありがたい言葉
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2015.05.09
たとえば、赤っぽい部屋にいると人は暖かく感じる。逆に青く塗られた部屋にいると、実際の温度よりも低く感じる。これは誰でも感じること。
人は色から何を感じるか?
でも、色から人が感じることは、もっともっといろいろあるようだ。青い部屋では時間を長く感じたり、逆に赤っぽい部屋では時間を短く感じる。個人差はあるが、青い部屋と赤い部屋では感じる時間の長さは2倍ぐらいになることが多いとのこと。それは、赤系の色だと脈拍が早くなり筋肉が緊張する傾向があり、逆に青系の部屋だと筋肉が弛緩し、脈拍が遅くなる傾向があることから。
同様にスポーツであれば赤が活力をイメージさせ勝率が上がるとか、政治やビジネスの世界であれば、コントラストを協調してい意思の強さを表現したり、赤いネクタイを締めて闘志を現したりできる。
また、ロンドンのテムズ川にかかるブラックフライアブリッジは自殺の名所として知られていたが、黒かった手すりとグリーンに塗り替えて自殺者を1/3に抑えたという。うつうつとした印象があり絶望の色である黒から、再生、生命を象徴するグリーンにすることで、そこに来る人たちの心を落ちつかせる効果があったと言われている。
人の最初の印象は数秒で決まり、そのうち55%は視角から来る情報だと言われている。そう考えると、服装やインテリアに配する色で、自分や相手の気持ちのいくらかをコントロールすることができるということはお分かりいただけるだろう。
たとえば、一例として、この色を使うとこんな気持ちを出したい時に効果的というサンプルを挙げておこう。
赤……やる気を出した時。強く愛情表現をしたい時。
オレンジ……社交的になりたい時。気持ちを前向きにしたい時。
黄……明るい気持ちで楽しみたい時。明晰な判断をしたい時。
緑……リフレッシュしたい時。いらいらを鎮めたい時。
青……平和な気持ちでいたい時。理知的な感じに見せたい時。
紫……癒されたい時。カリスマ性を持たせたい時。
ピンク……心がさされだっている時に。恋愛力を高めたい時。
白……新しいスタートに。正直でありたい時に。
黒……威厳を持ちたい時。プロフェッショナルに見せたい時。
茶……落ち着きたい時。こつこつ頑張りたい時。
単に『好き、嫌い』だけでなく、もっと、意識的に色彩を選び、生活の中に取り込んでいけば、塞ぎがちな気持ちを奮い立たせてキープしたり、イライラしがちな心を抑えたりできる。
もっと深い意味、多彩な意味もあるし、どうすれば効果的に色を使えるかというノウハウもある。そんな多種多様な色の使いこなしが知りたい人はこちら。
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