水戸の本気を目撃せよ。
水戸本
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2015.05.15
奈良に都ができた頃(768)に建立された春日大社。世界遺産に登録され、国内外からの参拝者で賑わう。さらに、今年から来年(平成27・28年)にかけては、20年に1度行われる式年造替(しきねんぞうたい)のため、国宝・御本殿や、御蓋山浮雲遥拝所などを特別公開している。
式年造替とは、神様がお鎮まりになる神殿やお納めをする御神宝などの造り替え、修繕を行うもので、風雪によって傷むという物理的な理由のほかに、年月とともについてくる穢れを祓い・清めるという意味がある。ざっくり説明すると、神様のお住まいを新築やリフォームをして、快適空間でパワーを発揮してもらうことを願う儀式だ。
御神霊は平成27年3月27日に仮神殿へ遷されたので、今は御本殿にはいない。というわけで、20年ぶりに普段は足を踏み入れることができない場所まで参拝できるというわけだ。これを逃すと、次は20年後。これは行くしかない。
(写真:豊かな自然が残る境内。参道では鹿も出迎えてくれる)
「この山は神だ」で始まるJR東海のCM。(JR東海アドギャラリー:http://nara.jr-central.co.jp/campaign/adgallery/oomiwa/index.html) 奈良県・桜井市三輪にある日本最古の神社・大神神社の御神体は、三輪山そのものだ。奈良駅から電車で約25分ほど。大神神社と書いて、「おおみわじんじゃ」と読む。由来は諸説あるが、地名の三輪からきているとされ、地元の人々からは「みわさん」と親しみを込めて呼ばれ、古くから信仰を集めている。
この大神神社、創祀(そうし)が「古事記」や「日本書紀」の神話に記されているというから、その歴史は古い。そのパワーたるや、スピリチュアルカウンセラー・江原啓之氏も絶賛したとか。御神体である三輪山は立ち入りを禁止されていたが、現在は申込み者に限り登拝を許されている。開かれたとはいえ、撮影や飲食は厳禁。しかも、かなりの急こう配のため軽い気持ちで入山するのは御法度だが、太古より信仰を集めてきた山だけに雰囲気も清らかで独特。往復で2時間ほどかかるので、早めに出掛けて登拝することをオススメする。
(K)
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