記憶力・頭の回転が速くなる
子どもの集中力はストレッチで高まる
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2015.05.29
親、特に父親は思うものだ。『わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい』と。
でも、普段の生活環境ではあまり放任主義になるわけにもいかない。クルマも走ってるし、たとえ公園で遊んでいても、近所にご迷惑になってもいけないとか、いじめられないかとか、都会にいるといろいろと悩ましいものだ。だったら、キャンプに行こう。
アウトドアに行くと、子供たちの感性が花開く。
草木が芽吹き、虫が飛び跳ね、日が照り、傾き、沈んで、涼しくなって……という、本来我々を囲んでいる世界に、子供の頃からちゃんと触れておくべきだ。
「まだまだ小さいから……」なんて思っていると、一緒にいられる時間はあっという間に過ぎてしまう。よほど小さい子供でなければ、また夏や冬の極端な気候でなければ、十分に楽しめるもの。
子供たちにとっては、テントやタープを張るのだって、ビッグイベントだ。いつも当たり前のように過ごしている天井や壁のある環境を自分で作るなんて、とっても楽しい。大人だけでさっさと張ってしまったりせずに、小さい子供には子供なりの役目を与えて、分担してテントを張ろう。きっと家では親の手伝いなんてしなかった子供だって、喜々としてチームの一員としての役目を果たそうとしてくれるはずだ。
はじめての子育てだと「子育てにあまり参加できてないのでは?」なんて思っているお父さんもいるもの。また、仕事が忙しくて、子供とあまりコミュニケーションが取れていないと不安な人も。でも、キャンプなら自然と子供と一緒に関われる。子供たちだって、お父さんと一緒にいられてうれしいはずだ。仕事のメールの届かない環境で、めいっぱい子供と一緒に過ごそう。
アウトドアといえばバーベキュー……が定番だが、小さい子供と行くなら、作るのも食べるのも一緒に楽しめる料理がいい。ピザを一緒に作るのもいいし、ポトフの材料を一緒に切ったりするのもいい。作る楽しみを味わえば、食べるのももっと楽しくなるはずだ。
転ばないと気付かないこともある。両手両足を使って遊ぶことこそ子供の成長の糧になる。都会では自動車など子供から絶対に目を離せない場所もあるが、本来自然の中はそんなに危険なものはない。崖や池、川など本当に危険な場所だけちゃんとケアしてあげれば、あとは思う存分遊ばせてあげよう。
いつもなら、知らぬ間に照明が点いて、テレビを見て……と夜になったことも気がつかないような日々かもしれないが、キャンプをしていると日が落ちた途端に、真っ暗になり、空気が冷えていく。そんな自然の変化を感じられるのもまたキャンプの魅力。
万一の話だが、地震など大きな災害があった時にも、キャンプの経験のあるとなしでは、生き延びられる可能性、快適に生活を継続できる可能性は大きく差が出る……かもしれない。
子供たちが寝たら、焚き火を囲んで大人の時間。夫婦の間や、友人との間でも、普段話せないようないろんな話題が出てコミュニケーションが深まるはずだ。
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