2015.06.10
「汚れ」と「味」は別物です! 流行のスウェード靴の正しいケア方法
お気に入りだからこそ、正しくケアして末永いお付き合いを。
適度なカジュアル感と軽やかさが、まさにこの時期にぴったりのスウェード靴。ただ、一般的なスムースレザーと違ってツヤの面を心配する必要はないし、使い込めば込むほど味わいが増していくのも特徴であるスウェードは、とくにケアをしないまま放置……ということになりがち。けれど、味と汚れは別物。汚れが定着するのは、革にとってもあまりよろしくない。
ではスウェードはどうやってケアしてあげるのがいいのか? 本格的なミリタリーガーメンツのリプロダクトに定評のある「バズリクソンズ」の牽引者、亀屋康弘氏に自身が実践しているメンテナンス法を教えてもらった。
用意するもの
亀屋氏のメンテナンスギアは、汚れ落とし用の消しゴムと、硬いテンションの毛ブラシのみ。起毛素材であるスウェードに靴クリームなどの薬剤を塗り込んでしまうと、逆に汚れの原因となってしまうので絶対やめよう。スウェード専用の防水スプレーだけでOKだ。
【1】消しゴムで汚れを落とす
汚れは目立ってきたら消しゴムを使い、ゆっくりとこすって汚れを落とす。汚れを落とした直後はこすった部分が白浮きしたように見えるが、ブラシで表面を整えると本来の色に戻る。
【2】毛ブラシでブラッシング
硬いテンションの毛ブラシを使い、全体のホコリを落とす。同一方向にブラッシングすることで毛並みが整い、毛の間に送り込まれる空気によってスウェード特有のフカフカした質感が出る。
【3】保管するときは
スウェードは表革を裏使いにしているため内部の湿気を取らないとカビの原因になってしまう。真夏など長期保管時には新聞紙を靴の中に入れて、湿気除去と型崩れを同時に防ごう。
正しくケアすれば、それだけモノとしての寿命も延びる。放置しているスウェード靴がある人は、ぜひお試しを。
(ヨシザワ)
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¥999(税込)
(2015.01.27発売)
雑誌コード | 62397-34
サイズ| A4変型判 210ページ
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