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2015.08.06
いよいよ夏の高校野球が開幕。今年はどんな真剣勝負とドラマが繰り広げられるのかワクワクが止まらない。最速150キロのストレートを武器に強豪ひしめく神奈川予選を勝ち上がってきた東海大相模高の小笠原慎之介選手、1年生ながら西東京大会6試合に出場し20打数10安打10打点打率5割と新たなスター候補に名乗りを挙げた早実の清宮幸太郎選手など、注目したい選手も目白押しだ。
そして今年はなんといっても100年目の夏の甲子園ということで大きな注目を集めている。そこで、データから甲子園の歴史を振り返ってみることにした。
※データは春夏通算。2015年春時点。
野球の記録のなかでも華々しいホームラン数。試合を決定づける機会も多く、高校球児が豪快に放つ1発はインパクト大だ。では、高校別のランキングを見てみよう。
1位:PL学園(大阪)70本
2位:大阪桐蔭(大阪)57本
3位:智弁和歌山(和歌山)49本
4位:明徳義塾(高知)40本
5位:天理(奈良)34本
6位:日大三(東京)33本
トップは通算13本(歴代1位)を打った清原和博、そしてバッティングセンスも抜群だった桑田真澄を擁したPL学園(大阪)。2位は平田良介、中田翔らが活躍した大阪桐蔭(大阪)、次いで智弁和歌山(和歌山)と関西勢が上位を占めた。ホームランのデータを見ると西高東低が顕著で、東日本勢では日大三(東京)が6位にようやくランクインするにとどまった。
では、都道府県別で見てみよう。高校野球ファンなら予想どおりの結果だろうが、やはり大阪が圧倒的な数でトップ。甲子園で活躍した歴代のスラッガーを思い浮かべれば一目瞭然だろう。そして2位は東京。少し意外かもしれないが、日大三(東京)、帝京(東京)、早実(東京)など強豪校が一定数を稼いでいる。3位は兵庫、4位は和歌山と続く。以下のランキングは下記を参照。
1位:大阪 216本
2位:東京 141本
3位:兵庫 91本
4位:和歌山 89本
5位:高知 77本
6位:神奈川 73本
最後にちょっと面白いランキングをご紹介しよう。2014年夏の予選に参加した高校は3917校。うち、995校は過去に甲子園に出場したことがある。比率は25.4%。これを都道府県別に見ると鳥取は54.2%と半数の高校が出場経験済み。逆に神奈川は10.0%、東京は13.2%と予選参加校が多いうえに強豪ぞろいのため狭き門となっている。
ただし、この比率と強さは必ずしも比例するものではなく、例えば51.3%の和歌山は都道府県別優勝回数では3位だったりする。データだけでは計り知れない番狂わせや、様々なドラマを生むのが高校野球。ジャイアントキリングも決して珍しくない。今年も球児たちの熱い戦いを期待して温かい声援を送ろう。
(K)
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