遅い日でも作れる!
遅く帰った日のきちんと小鍋
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2015.09.16
南北に長く、海あり山あり里ありと豊かな自然に恵まれた日本には、それぞれの土地に根差した個性豊かな調味料が数多く存在している。そんな“ご当地調味料”の中から、長きにわたって愛され続ける逸品や、全国区の人気を誇る名作、注目を集める新進気鋭の一品など、これぞ!という16品を一気にご紹介。あなたが気になる調味料はどれ?
a.かんずり(新潟県・かんずり)
深みのある辛さと旨みがクセになる、無添加の辛味調味料。地元の契約農家で栽培された唐辛子に国産の米麹・柚子・塩を加え、3年間熟成と発酵を繰り返してつくられている。焼いた肉や魚にそのままつけたり、鍋やそばなどの薬味にしたりと、使い方はいろいろ。(80g/648円)
b.みまから(徳島県・美馬交流会)
徳島県美馬地方産の青唐辛子を輪切りにしてゴマ油で炒り、醤油やかつお節などで風味付けした激辛薬味。ひとつあると、いろいろな料理のアクセントとして重宝する。マヨネーズに混ぜれば、絶妙な辛さがたまらない“みまからマヨ”に。(85g/680円)
c.島とうがらし≪辛口≫(沖縄県・ぴにおん)
石垣島産の唐辛子を泡盛に漬け込んだ、液体の辛味調味料「コーレーグースー」。沖縄本島のものより少し小さめで辛い島唐辛子は、収穫期の限られた貴重なもの。コクのある辛さで泡盛独特の匂いもないため、そばやパスタなどあらゆる料理にホットソース感覚で使える。(120g/702円)
d.純正胡麻油(千葉県・油茂製油)
製油店の老舗が誇る、一番搾りのゴマ油。創業から350余年にわたり受け継がれてきた「玉絞め」と呼ばれる古式搾油法で丁寧につくられている。その深みのある味と香りは、天ぷら、炒め物、サラダといった、いつもの料理をワンランクアップさせてくれる。(180g/703円)
e.七味唐からし(長野県・八幡屋礒五郎)
1736年の創業時から今に伝わる老舗の味。唐辛子に生姜、紫蘇、山椒、陳皮、ゴマ、麻種を加える独自の調合により、辛さと香りのバランスがよい風味豊かな七味に仕上がっている。薬味や吸口といった定番の使い方のほか、ドライカレーの香辛料としてもおすすめ。(14g/370円)
f.とり野菜みそ(石川県・まつや)
大豆と米麹からつくる石川県の家庭味噌を基本に、香辛料などを混ぜ合わせた調味味噌。これを使った味噌鍋は石川県民のソウルフードとなっている。素材の味を引き立ててくれるので、肉の味噌漬けや味噌ラーメンのほか、パスタなどの隠し味として使っても。(200g/345円)
g.トモエ田舎みそ 赤つぶ(北海道・福山醸造)
道民はもちろん、道外にもファンの多い粒タイプの無添加味噌。北海道産の米10:大豆10の割合で仕上げた、豊かなコクと風味が特徴。粒をこするようにしてこすと、より風味が高まる。味噌汁に限らず、煮物、鍋物、和え物など、いろいろな料理に活用したい。(750g/432円)
h.成吉思汗たれ(北海道・ベル食品)
1956年の発売以来、道民に愛され続けるジンギスカンの必需品。醤油ベースにほどよい酸味と香辛野菜、スパイスがブレンドされており、ラムやマトンをはじめ、肉のおいしさを引き出してくれる。このタレを塗った白炒りゴマ入りの焼きおにぎりは絶品!(360㎖/371円)
i.くるみごへいたれ(岐阜県・マルコ醸造)
くるみ、ピーナッツ、ゴマがたっぷり入った、醤油ベースの甘辛タレ。その名の通り、岐阜県に古くから伝わる郷土料理「五平餅」には欠かせない調味料だが、しゃぶしゃぶや焼き茄子のタレ、野菜の和え物など、思いのほか幅広く使えて重宝する。(200g/648円)
j.お好み焼ソース(大阪府・大黒屋)
生野菜をじっくり煮込んで製造した、昔ながらの味わいのお好み焼きソース。子どもの口にも合うように、酸味を減らし、やや甘めの味に仕上げられている。関西風のお好み焼きはもちろん、たこ焼きや焼きそばにもぴったり。(180㎖/270円)
k.日生カキオコソース(岡山県・鷹取醤油)
備前市日生町のご当地グルメとして人気を集める地元産カキ入りお好み焼き「日生カキオコ」用に作られたソース。一般的なお好み焼きソースとは違い、旨みたっぷりのカキエキスが配合されている。お好み焼きや焼きそばのほか、フライにもおすすめ。(600g/648円)
l.完熟牡蠣のオイスターソース(宮城県・石渡商店)
栄養をたっぷり蓄えた産卵前の新鮮なカキだけを使用した、贅沢なオイスターソース。生ガキを酵素分解させてエキス化するという独自の製法により、“カキそのもの”の濃厚な味わいのソースに仕上がっている。ドレッシングなど料理の隠し味に大活躍。160g/972円
m.佐賀海苔とろとろしょうゆ(佐賀県・丸秀醤油)
佐賀県産の海苔を2年間熟成させた天然醸造醤油と合わせ、かつおと昆布のだしで煮詰めた甘口のかけ醤油。とろりとした質感と海苔の風味が生きたまろやかな味わいは、まさにプレミアム。卵かけご飯や冷や奴、ホウレンソウのお浸しなどに。(150㎖/356円)
n.いしる(石川県・ヤマト醤油味噌)
石川県能登地方に古くから伝わる、風味豊かな発酵調味料(魚醤)。刺身にできるほど新鮮な魚を使っているため生臭さがなく、食材のおいしさを引き出してくれるので、鍋や根菜の煮物などの隠し味におすすめ。エスニック料理とも相性抜群だ。(180㎖/648円)
o.刺身醤油(熊本県・濱田醤油)
九州人がこよなく愛する、とろりとした甘口の刺身醤油。濃厚なコクとまろやかな甘みが食材の風味を引き立たせ、その味わいを高めてくれる。脂ののった寒ブリの刺身や馬刺しに付けていただけば、もう最高!(150㎖/324円)
p.篠ソース(京都府・篠ファーム)
京都産のハバネロのみを使った辛味調味料。添加物は一切使用せず、ほかの唐辛子では味わえないハバネロ特有の辛みを引き出している。その爽やかな風味は、一度味わったらトリコになること間違いなし。パスタやピザはもちろん、スイーツの隠し味にも。(100㎖/410円)
◎紹介したご当地調味料、すべてここで買えます!
【日本百貨店しょくひんかん】
“つくり手と使い手の出合いの場“をコンセプトにした食のテーマパーク
日本各地のご当地調味料や食材、加工品が揃う
住所:東京都千代田区神田練塀町8-2 CHABARA(ちゃばら)内
Tel:03-3258-0051
営業時間:11:00〜20:00
http://syokuhinkan.nippon-dept.jp
ズラリと並んだご当地調味料、いかがだっただろうか? 行ったことのない土地の品を試して旅行気分を味わうもよし、故郷や旅先に思いを馳せて懐かしの味を買い求めるもよし。たったひとふりでバラエティ豊かな日本の味が楽しめるご当地調味料、ぜひあなたの食卓に。
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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