快適な自宅作業。
flick! digital (フリック!デジタル) 2020年5月号 Vol.1 ...
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2015.09.26
上のお部屋は、神戸で自宅を使って整理収納教室を開いている小西紗代さんのご自宅のリビング。見事に片付いていることに驚かされる。これがモデルルームなどではなく、実際に生活されているリビングなのだ。
小西紗代さん曰く
「昭和世代の方は『ものを大切にする』という気持ちが強いから、なかなか捨てられない。だから捨てるのではなく『お別れする』と考えて下さい」
とのこと。たしかに、昭和世代の私としても思い当たるフシがあり過ぎる。
いろんなものを長く大切に使う時代と、今の片付け術は違うそうだ。なにしろ、今はものがあふれ返っているから、むしろ片付いたスぺース、探し物をする時間の方がもったいなくて貴重なのだそうだ。
洋服にしてもいいものを長く着る時代ではなくなっていたということには驚く。買うのがユニクロなどのファストファッションであれば、着なくばればすばやく捨ててしまうなら、リサイクルに出すなりした方がよいということだ。
とにかく、物を減らす。ちょっと辛くても、また手に入れることも容易な世の中だ。そういった『21世紀の価値観』で片付けをするようにしたい。
『21世紀の片付け術』にはもうひとつ大きなヒントがある。
服や食器は不必要になれば『お別れ』するしかないが、最低限のものはどうしても必要になる。しかし、書類や本は中にあるものはデータであると割り切れるなら、スキャンしてデータ化してクラウドに保存すればいいという。サイズも重量も『0』になってしまうのだ。ここに片付けの大金脈がある。
仕事の書類はもちろん、あらゆる書類、本の類をスキャンしたら、かなりのスペースを確保できるはずだ。
『21世紀のお片付け術』は、まずスキャナーを買ってそこに紙を読み込ませることから始まる。片っ端からスキャンしたあと、スッキリ片付いたデスクで、本当に大切なクリエイティブワークに取り組もう。
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