この春、欲しいアイテム
YOLO.style vol.07
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2015.12.15
身体を鍛えることに興味を持ち始めると、まず耳にするであろう「体幹」。あまりにも普通に使われているので、分かった“つもり”で流してしまっている人も多いのでは? 例えば、体幹とインナーマッスルはほぼイコールだと思っていない? 体幹トレだけでスポーツがぐんぐん上達すると思っていない? そこで、いまさら聞けない体幹のキホンの“キ”をご紹介しよう。
体幹とは一般的に身体の頭と四肢以外のことで、お腹まわり、背骨まわりにある筋肉のことをさす。四肢のエネルギーを伝える中継点、そして四肢を動かす支点としての働きがあり、代表的な筋肉は脊柱起立筋、腹直筋、腹斜筋などがある。
体幹と同じく筋トレやダイエットの話題になると「インナーマッスル」というキーワードもよく耳にするが、この両者は似て非なるもの。インナーマッスルとは、身体の表面にある「アウターマッスル」より内側(深層)にある筋肉のことで、体幹を鍛えるための筋肉とは、くくりそのものが違う。
それでは体幹をさす筋肉のくくりとは? 体幹を鍛えるときは、「インナーマッスル」と「アウターマッスル」を問わず、身体を動かす大きい筋肉「モビリティマッスル」か、身体を固定をする働きの大きい筋肉「スタビリティマッスル」に分けてトレーニングを行う。つまり、体幹を鍛えるとアウターマッスルとインナーマッスルの両方が鍛えられるというわけ。体幹を鍛えるのか、インナーマッスルを鍛えるのかは、自分が目指す効果を明確にすることが大切になる。
長友佑都選手やイチロー選手などのトップアスリートも取り入れている体幹トレーニング。だからといって彼らは体幹トレーニングばかりしているわけではない。体幹は前述したとおり四肢の運動能力を支えるもなので、走力をアップさせたいときは、走力に関わる四肢のトレーニングと、体幹トレーニングを組みわせ行うことで相乗効果が期待できる。このように、さまざまな運動能力をアップ支える根幹が、体幹なのだ。
基本的に体幹トレーニングはあまり体重の増減はないが、引き締まってくるので身体のシルエットが変化してくる。お腹まわりがすっきりしてきたり、電車が揺れたときでもバランスを保てるようになる。また腰痛にも体幹トレーニングは有効で、腰まわりに筋肉がつくことで、天然のコルセットを作り上げてくれる。
身体のためとは思っていても、なかなか続けられない筋トレ。続けるコツは目標を持つこと、そして例え続かなかったからといっても落ち込むのではなく、リセットしてやり直すことが大切だという。2か月やり続ければ身体の変化に気が付く人が多くなってくるので、まずはそこを目安にがんばってみよう。1日10分でも15分でも、しっかりやり続ければきっと効果を感じることができるはずだ。
(K)
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¥759(税込)
(2014.09.29発売)
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