この春、欲しいアイテム
YOLO.style vol.07
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2016.01.29
日々、悩まされるツラい腰の痛み、もしかすると体の冷えが原因かも!? 体の冷えが引き起こす血流の悪化は、腰に限らず、体のあちこちに痛みを生じさせる張本人。そのため、体を温めることで腰痛の改善につながるケースが多いのだ。
そこで試してみたいのが、手軽に作れて、体を芯から温めてくれる薬膳茶。飲むだけで体が正しく機能するようサポートしてくれる薬膳茶は、単品よりもブレンドすると、より効果が高まる。『超カンタン! 漢方・薬膳』(監修:杏仁美友)から紹介するベストバランスな薬膳茶レシピで、冷えによる腰痛を撃退しよう!
腰痛対策は、まず敵を知ることから。中国の伝統医学である「中医学」の考え方によると、腰の痛みを引き起こす大きな要因は「体の冷え」。この体の冷えが血流を悪くし、疲労物質がたまることで腰痛が発生するのだという。これにより、腰痛のほかにも肩こりや不眠といったさまざまな不調が生じるというから見逃せない。日ごろから体の冷えを感じている人は、特に注意が必要だ。
腰痛など冷えによる体の痛みを改善するには、血の巡りをよくすることが一番。そこで今回は、血行促進に効果が期待できる、以下の3つの食材を茶葉として用いる。
◎シナモン
発汗作用が高く、血行を促進して冷えを解消。寒さによる生理痛や頭痛の改善、シミ・シワの予防など女性にうれしい効果も。
◎黒豆(煎り黒豆)
体を潤し、血液を補ってくれる。血行を促進して余分な水分を排出してくれるので、むくみ解消にも◎。皮に含まれるアントシアニンは眼精疲労にも効果的。
◎ジンジャー
高い鎮痛作用があり、特に筋肉の痛みや関節痛に効果を発揮。胃腸を温めて調子を整え、消化吸収をよくする働きも。
シナモン、黒豆、ジンジャーという3つの茶葉の効能を最大限に引き出すベストな割合は、「0.5〜1対2対0.5〜1」。高い血行促進作用で、冷えによる腰痛や頭痛、生理痛など、さまざまな痛みを和らげてくれる。慢性の腰痛にも効果が期待できるので、ぜひ試してみてほしい。
[作り方]
シナモン、黒豆、ジンジャーを「0.5〜1対2対0.5〜1」の割合でブレンドし、ポットに入れる。熱々のお湯を注いで3分ほど蒸らせば出来上がり。
★茶葉の量の計り方
茶葉の量を計るときには、ティースプーンを使用する。ポット1回につき、2~4杯程度が目安。割合は大盛りを1、ハーフが0.5とする。
薬膳茶というと薬っぽくて飲みにくい印象があるけれど、シナモンとジンジャーを使った香り高いこのブレンド茶なら、そんな心配も一切なし。ツラい腰痛や肩こりにサヨナラして快適に過ごすために、毎日の一杯を習慣にしたい。
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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