この春、欲しいアイテム
YOLO.style vol.07
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2016.02.23
「昨日の夜、食べ過ぎちゃったから、朝ごはんは抜きにしよう」……カラダのためによかれと思い、何気なくやってしまいがちだが、実はコレが不調の原因。我慢を続けているうちにじわじわとストレスが蓄積され、疲れや不眠を引き起こしてしまう。そればかりか、さらなる過食や肥満まで誘発するというから恐ろしい。
こんな悪循環に陥らないためには、日々、心身の負担にならない食事の摂り方をして、こまめにカラダの不調をリセットすることが大事。中でもフルーツは手軽に取り入れられるリセット食の代表選手。食べ方のポイントを押さえれば太る心配も無用だ。おいしく食べるだけで不調が撃退できる“フルーツリセット”についてご紹介しよう。
リセット食としてフルーツを効果的に取り入れるために、まずはカラダの不調のメカニズムについて知っておきたい。
食べ過ぎ・ストレス・疲労の悪循環は、「食欲が抑えられない」「イライラや落ち込みが止まらない」「休んでも疲れが取れない」という状態が、上のイラストのように連動することによって引き起こされる。「寝つきが悪く、夜中にお腹が空いてお菓子を食べ、朝目覚めると疲れが倍増している」といった状態が、まさにそれ。仕組みを詳しく見てみよう。
<食べ過ぎ>
ストレス状態が続くと“幸せホルモン”が激減して食欲が抑えられなくなり、食べ過ぎに。長時間の消化活動によって内臓が疲れ、代謝も低下することで、ストレスや疲労が溜まりやすくなる。
<ストレス>
我慢やイライラ、不眠、疲れなどにより“ストレスホルモン”が過剰に分泌されることが原因。神経の興奮状態が続き、食べ過ぎや肥満、不眠、さらなる疲れを招く。
<疲労>
オーバーワークのほか、食べ過ぎやストレスによる不眠・イライラも要因に。疲労はストレスの元となり、カラダがエネルギーを求めるので食べ過ぎにも陥りやすい。
このように、それぞれが連鎖し合うことで、不調が不調を呼ぶ負のスパイラルが出来上がってしまう。だからこそ、リセット食でココロとカラダの負担を軽くし、不調を解消する習慣が必要なのだ。
ここからは、いよいよ本題。フルーツのチカラや効果的な摂り方を知って、賢く不調をリセットしよう。
フルーツのパワーで、まず注目したいのはデトックス効果。たっぷりの水分とカリウムが体内の水分バランスを整え、食物繊維がお通じや老廃物の排出を促進。ビタミンやミネラルが豊富に含まれているので代謝アップにも有効だ。他の食品に比べて消化もよいので、内臓への負担が軽く、食後の眠気に悩まされることもない。糖質量が気になるところだが、食パン1枚が約67グラムなのに対し、みかん1個は約11グラムと、驚くほど控えめ。そのうえ、フルーツに含まれる糖質は血糖値を上げることなくエネルギー化され、即効性のある活力源として脳をシャキッと目覚めさせてくれる。正しく食べれば体脂肪となって蓄積されることもないので安心だ。
フルーツのリセット効果を上手に取り入れるには、食べるタイミングがポイント。鉄則は「食前に食べる」こと。フルーツの食物繊維と水分が、その後の食事の食べ過ぎを防いでくれる。1日のはじまりの活力が得られるので、特に朝食に食べるのがおすすめ。間食にもフルーツを活用すれば、空腹のストレスを和らげ、ドカ食いによる脂肪蓄積を予防することもできて一石二鳥だ。
厳しい食事制限をするのはおっくうだけれど、おいしくて手軽に摂れるフルーツなら、無理なく楽しく続けられそう。食べ過ぎ・ストレス・疲労の悪循環をリセットして、毎日をスッキリ軽やかに過ごしたいものだ。
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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