バイヤー目線の春アウター
CLUTCH Magazine Vol.73
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2016.05.30
個性的なフォルムや鮮やかなビジュアルが目を惹く多肉植物。『買ってみたいな』と思っている人も多いのでは? 多肉植物を専門にアレンジを提案しているTOKIIROのお二人に、多肉植物のとの暮らしをお聞きした。
多肉植物アレンジを提案する近藤義展さん、友美さん。近藤さん達が多肉植物に出会ったのは2008年。園芸家の柳生真吾さん達が営む八ヶ岳倶楽部でのこと。そこで多肉植物のリースを友美さんが欲しがり、義展さんが本を見ながらアレンジを作ってプレゼントしたことがきっかけだった。
その後も、「喜ぶ笑顔が見たい」という理由から、どんどん多肉植物のアレンジの世界にはまっていき、やがて多肉植物専門のアトリエを構えるまでに。多肉植物に適した環境を考え建築された2階立ての自宅兼アトリエはたくさんの植物に溢れている。
『アレンジ』というと、植物本来の姿をねじ曲げて加工するようなイメージもある。しかし、二人のアレンジコンセプトは『生きているアレンジ』。植物が生き生きと息づいているのが感じられる。季節により葉の色を変える多肉植物を通じて、季節の色を楽しんでほしいというメッセージを込め、アトリエも季色(ときいろ)と名付けた。
「多肉植物と暮らすということは、その植物が居たい場所に置いてあげるのがベストなんです。インテリア家具のように扱うのではなく、屋外にも置いて可愛がってあげるのがいいんですよ」。二人は多肉植物に興味を持つ人に、そんな愛情ある接し方を説明している。そして、「最初は気に入った品種を買って始めれば良いと思います。そこで人として知恵を使って共存する方法を模索して欲しいですね。そして、失敗しても諦めないでチャレンジし続けて欲しい。私たちもたくさん失敗して、今は多肉植物と素晴らしい生活を送っています」とも。
【ATELIER TOKIIROの店内より】
1.1階に展示されているアレンジ。購入もオーダーも可能だ。
2.多肉植物の花は長持ちする。その花だけを集めた瓶。
3.つぼみが育ち、花が咲く直前の苗。
4.屋外スペースに設置されているバスタブ。敷き詰められた苗たちの活き活きした様子に癒される。
「多肉植物はすごく生命力があるので、一緒に生活しているとパワーがもらえるんです」と話す義展さん。その言葉に、今日からでもそのパワーをおすそ分けしてもらいたくなった。
ATELIER TOKIIRO
住所:千葉県浦安市東野2-5-29
TEL:047-704-8483
http://www.tokiiro.com
(編集 M)
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