2018.04.09
【かんたん山ごはん】まるで肉!? お麩で作れるジューシー丼
山に行くときは、山道具はもちろん、食材も軽いものを選びたいですね。そこで、おすすめしたいのが「麩(ふ)」。昔ながらの食材ですが、もともと、ほとんど味に主張がないので、アレンジしやすいのもポイントのひとつ。主食にも、おやつにもなる優れものなんです。そのうえ、超軽量の乾物なので、持ち運びもラクラク! 山頂でサッと作れる丼レシピを紹介します。
しみしみ&くったりの車麩はまるで肉!? 「車麩の甘辛丼」
【材料】(1人分)
車麩…2枚
水…100ml
醤油…小さじ2
砂糖…小さじ1/2
しょうが(チューブ)…2cm程度
ご飯…150g
乾燥ねぎ…適量
【作り方】
●山での手順
1.鍋に水、醤油、砂糖、しょうがを入れ、中火にかけて沸騰させる。
2.車麩を半分に折って入れる。
3.5分ほど弱火で煮る。ご飯の上にのせ、乾燥ねぎを散らせば、でき上がり。
「車麩の甘辛丼」のでき上がり!
「栄養なんて、あるの?」と思われがちな麩ですが、植物性たんぱく質が豊富なので、昔から肉の代用品として使われることも多い食材です。消化もよく、疲労回復効果も期待できるといわれます。吸水性が高いため少ない量でも満腹になれるのもうれしいですね。ここでは車麩(写真右)を使用しました。
次回は、山の行動食としてもおすすめの「麩ラスク」(写真左)を作ります。お楽しみに!
※本コーナーで紹介しているレシピは、『ランドネ 2018年5月号 No.99』p96で掲載しています。ぜひ誌面もご覧ください!
●カノウヒナタ(KIPPIS)
アウトドアパーティを主催するKIPPISでフードスタイリストを担当。管理栄養士の資格をもつ。時間を見つけては山に登り、おいしいごはんを作って食べることが喜び。www.kippis.me
(出典:『Share the Mountain』、写真:猪俣慎吾(KIPPIS)、文:長嶺李砂、料理:カノウヒナタ(KIPPIS))

Share the Mountain 誰かを誘って、山に行こう!
『Share the Mountain(シェア ザ マウンテン) 誰かを誘って、山に行こう!』は、8月11日の「山の日」制定をきっかけに、登山を筆頭にしたアウトドアの楽しみを、もっと多くの人々に認知していただくべく立ち上がりました。「みんなで山を楽しもう」をモットーに、さまざまな登山レベルの人々のためになる山情報をアップしていきます。
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