RC上達の練習法
RC WORLD 2017年9月号 No.261
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2015.07.18
なにかと注目の集まるドローン。家電量販店でもよく見かけるようになり、すいぶんと身近な存在になった。
……が、ドローンは空を飛ぶものだけではない、ということはご存じだろうか? ドローンメーカーの中でも人気の高いフランスのParrot社が、17日に新製品を発表。「ドローン≠空モノ」ではない、とわかるラインナップだ。カラバリ含めて13モデルともなる、その顔ぶれから一部を紹介しよう。
陸を走り回る【Jumping】は、その縦横無尽な動きがなによりも特徴的なモデルだ。広角の内蔵カメラ、そしてマイクにスピーカーまで搭載しているので、ドローンからの視点をストリーミングで楽しむことができる。
足元にドローンがやってきて、いきなり自分に話しかけてきたら、びっくりするに違いない。ちょっとしたサプライズにも使えるかも!?……なんて、使い方に夢(と妄想)が膨らむ。
LEDライトが2つ付いているので、少しくらいの暗がりでも走行できる。
今日紹介する中でも一番の変わりダネが、こちらの【Hydrofoil】。一般的な空を飛ぶドローンの機能は備えつつ、水中翼船とドッキングすることで水面を走るようになる。通常は空を飛ぶために使用されるプロペラが、今度は水面を進んでいくときの推進力になる。本当に水面を滑るように進んでいくその姿は、別世界の水上撮影を叶えてくれるはずだ。
(ちなみに、海に放すと海水の塩分が機体にサビを生じさせるかもしれないので、なるべく淡水の水辺で遊ぶのがオススメ)
最後はやっぱり、空を自由に飛んでいくこちら。初めてドローンを触る人でも、簡単にトライできて、しかも抜群の安定感で飛行。超コンパクト(180×185×40mm)・超軽量(54g2)でありながら、このフライトの安定性は、感激だ。さらに、空中に投げられると自動でプロペラが回転しホバリングするなど、初めて触る人には助かる機能も。
こちらにも、LEDライトを搭載している。
どれも手持ちのスマートフォンやタブレットに「FreeFlight 3」という無料アプリを入れることで、使えるようになる。プロポは必要ない。
出かけることが多くなる夏休み。陸も空も水場も制したParrot社の本シリーズなら、夏の思い出は何倍にも拡張するだろう。くれぐれも、飛ばすところには注意をして、ひと夏をこんな一台と一緒に過ごしてみては。
それぞれのドローンが実際に動いている動画は、Parrot社ウェブサイト(http://www.parrot.com/jp/products/minidrones/)から見ることができる。それぞれに独特な動きを、ぜひチェックしてみてほしい。
(ヨシザワ)
詳しくはこちら!
¥1,650(税込)
(2015.03.24発売)
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