カフェとインテリアの関係性。
東京カフェインテリア
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2015.09.03
かき氷だけを出す専門店が次々とオープンし、かき氷を日々食べ歩く「カキゴオラー」なる人たちも現れるなど、ここ数年、とどまるところを知らないかき氷ブーム。店ごとに創意工夫が凝らされたかき氷は、お祭りの屋台で食べる昔懐かしいそれとはまったく違う、新しい魅力に満ちている。そんなプレミアムなかき氷をもっとおいしく食べたい!ということでご登場いただいたのは、かき氷評論家の山路力也さん。達人ならではの「正しいかき氷の食べ方」を、いざ伝授!
こんもり、ふんわり積み上げられたかき氷は、横から食べると崩れやすい。食べ始めはかき氷の頂上部分からスプーンを入れて、穴を掘る要領でいただこう。コツは、慌てず騒がず、できるだけ優しくスプーンを入れること。まずは、天然氷や純氷の贅沢な味わいを楽しみたい。
しばらくすると、かき氷の穴の周りの部分が脆くなってくる。そうなったら、氷を外から中へと落とし込んだり、軽く固めるようにしたりして、スプーンを上手く操りながら食べ進めていこう。こうすることで、氷を周りにこぼしてしまう残念な事態に陥りにくくなる。
店ごとに異なるオリジナルのシロップは、かき氷の魅力のひとつ。しかし、シロップはあくまでも氷のおいしさを引き立たせるためのもの。シロップが別添されている場合は、白い氷の部分がなくならないように、適量をかけるよう心がけたい。これもまた、最後までかき氷をおいしく味わうコツなのだ。
かき氷は時間が経つにつれて、どんどん溶けていくのが宿命。ならば、時間よ止まれ!などと思わず、その食感の変化をも丸ごと楽しんでしまおう。それだけの度量(?)が持てるようになれば、アナタも立派な「カキゴオラー」の仲間入りだ。
教えてくれたのは……
○山路力也
フードジャーナリスト、ラーメン評論家、かき氷評論家
テレビ・雑誌・ウェブなどで活躍するほか
イベントや飲食店のプロデュースなども手がけている
今や専門店で1年中食べられるようになったかき氷だが、ベストシーズンはやはり夏。今回伝授いただいた食べ方をマスターして、プレミアムなかき氷とともに名残の夏を楽しもう!
(エイパブ編集部・ヨシダ)
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