アシュタンガヨガの独自性
Yogini(ヨギーニ) Vol.75 2020年5月号
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2018.09.12
もしあなたが30代以降の女性で、最近痩せにくくなったと感じているなら。それには、いくつかの理由がありそうです。まだ20代だとしても、これから起こる可能性があることなので、ぜひ知っておいてくださいね。
1:加齢による基礎代謝の低下
呼吸や体温などの維持などで消費されるエネルギーを「安静時代謝」(基礎代謝)と言いますが、この値18歳前後をピークに下降します。つまり20代のころと同じような食事や運動を保っていたとしても、体は消化しにくいために、太りやすくなっていて、余ったエネルギーは脂肪となって蓄えられてしまうのです。
2:筋力の低下
継続的に筋力をつけるエクササイズを行わないと、加齢により筋肉量が減り、筋力が落ちてしまいます。筋肉は体の熱生産の60%を担っています。筋力の低下は体の熱源ダウンに直結し、痩せにくい体の元凶になります。
3:筋力低下や生活習慣による体の歪み
重くなった体を支え、衰えた筋力を補うために体に歪みが生じます。体の歪みをそのままにしたり、悪い姿勢になることで、筋肉の活動量が減ってしまいます。動かさなかった筋肉の部位から、脂肪がつき始めます。
カギは基礎代謝と筋力のアップ。筋トレや適度なエクササイズによって基礎代謝も筋力も確実に上がるので、諦めずに対策を!
では、痩せるために筋トレを増やさないと! っていうのは、ちょっと待って。お腹を触ると冷たい。そんな人は要注意です。
アウターマッスルを酷使すると、インナーマッスルが働きづらくなり、その上に重なった脂肪でくびれがなくなってしまいます! 特に内臓的な不調もなくお腹が冷たい人は、アウターマッスルを使いすぎている可能性があります。
アウターマッスルを酷使していることでお腹が冷たいなら、ボールを使ってほぐしましょう。お腹にボールを使うなんてちょっと意外ですが、ヘソの横にボールを当てる方法で、筋肉を緩めることができます。
1:額の下に手を置いてうつ伏せになる。
2:おへその左右にボールを入れて脱力。
3:おへその横から横隔膜の下まで縦に伸びた、腹直筋のあたりに転がして、硬くなった筋肉をほぐす。
横隔膜がどこにあるかわからなかったら、みぞおちの上くらいのところを手で押さえて、空咳をしてみてください。その時に動くところが横隔膜です。リラックスして行いましょう。
●監修:菅原順二
株式会社アランチャ代表取締役/Training Studio arancia、Yoga Studio limoneオーナートレーナー。
(出典:『きれいを更新するメソッド』、ライター:幸雅子)
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