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【COLNAGO(コルナゴ)】自転車ブランド辞典2011

COLNAGO(コルナゴ)

伝統的なラグ構造を受け継ぐ待望の名車「COLNAGO(コルナゴ)」

2011年のフラッグシップモデルである「C59」の肩書きは「ピュアレーシングバイク」。モノコックフレームが主流の中で、あえてパイプラグ方式のフレームにこだわるのも、純粋に速く走りたいという欲求を満たすためだ。ジルコ加工と呼ばれる星型断面の多角形カーボンチューブのデザインが目を引くが、走りの面では「EPS」の高速巡航性と「CX-1」の踏み出しの軽さを両立した“いいとこどり”を実現させている点がたまらない。シフトケーブルはトップチューブに内蔵され、BB裏から出るという構造になっている。
 このイタリアの老舗メーカーの歴史は、溶接工であったエルネスト・コルナゴ少年のサクセスストーリーとともに語られることが多い。自らも14歳で自転車競技を始め、フレームビルダーになってからはじつに140チーム、2500人以上のプロ選手に支持され、7000以上もの勝利を重ねてきたからだ。
「C35」から続く伝統のシリーズ最新作として4年の開発期間を経て登場した「C59」。それは、変わらない愛と情熱を注ぎながらも新しいコルナゴの顔を見せるために生まれた。


■C59(メイン画像)
598,500円(フレームセット)
●サイズ:450S.570mm ●フレーム:HHM-HM カーボン ●フォーク:C59 カーボン ●カラー:ホワイト、シルバー、レッド、ブルー、イエロー、オレンジ、マットブラック

クラシックさを漂わせるシルエットとグラフィックの美しさがコルナゴのラグドフレームの魅力だ。ストレートフォークの力強いフォルムは直進安定性と剛性の高さを主張しているし、リアステーは新型Q2ステーを採用することで薄く軽く、角ばったフォルムで柔軟性と剛性を共存させた。トップチューブの仕様はホリゾンタルとスローピングから選べる点もポイントだ。

C59 Scuderia ■C59 Scuderia
1,890,000円(完成車)
「C59」にシマノの電動コンポーネントDura-Ace Di2を搭載した世界で59台限定生産のモデルが登場した。バッテリーはフレームに内蔵という独創的なスタイル。純白のインテグレーテッドカーボンバーとステムの滑らかな曲線も美しい



M10 ■M10
504,000円(フレームセット)
8角形の大口径ダウンチューブが目を引くモノコックフレームの最高峰モデル。ケーブルはフレーム内蔵式で流線的な形状をより際立たせる。Q2ステイの新採用に加えて最新のラミネーション技術や高弾性のカーボン使用で可能となった900g台という軽さも魅力だ




問:エヌビーエス
TEL.072-254-3423
http://www.colnago.co.jp/