愛されるブランドには愛すべき理由がある。デローザには理想のレーシングバイクを追い求め続けてきた輝かしい歴史があり、それはウーゴ・デローザがフレーム制作を始めた当初から今も変わることはない。現在ラインナップの半分はカーボン素材を採用したモデルとなったが、すべては人の心を引きつける装飾と高い走行性能は一貫している。
2011年、新たにエントリーモデルとしてデビューするのがR848だ。オーソドックスなモノコックフレームは入門機でありながら、フレームサイズによって乗り味が変わらないよう手間が掛けられている。素材には3Kカーボンが採用され、ややアップライトなセッティングを可能とする設計は初級者にも乗りやすい。また、その走行性能を大きく支えるコンポーネントにはカンパニョーロ・ヴェローチェを、ホイールには同社のカムシンがセットされ、上位モデル同様、デローザブランドの加速の鋭さや軽快な乗り味を楽しめる仕上がりとなっている。
■R848（メイン画像）
299,250円（完成車 ボトルケージ、ペダルなし）
●サイズ：42、45、48cm ●フレーム：3Kカーボン ●フォーク：カーボン ●カラー：BlackRed、BlackGold、BlackSilver ●メインコンポ：カンパニョーロ・ヴェローチェ
3Kカーボンを採用したベーシックなモノコックフレームは、サイズによって乗り味が変わらない“BIO SP”を採用。どのサイズでも同一の快適さと軽快な乗り味が楽しめる。R848にセットされるのは上位グレードと同じように磨き上げられたカンパニョーロ・ヴェローチェ。買い換えユーザーにも魅力的な組み合わせだ。
KING3 RSのSavana、MERAKのCamaleonte、IDOLのGOLD。これら3車種には光線によって色味の変化が楽しめる“スターダストペイント”が施される。ミラノ郊外の工房で職人によって丹念に仕上げられていく。
