枻出版社 枻出版社

【GIOS(ジオス)】自転車ブランド辞典2011

GIOS(ジオス)

紺碧のイタリアンレーサー ヴェローチェ仕様の完成車が登場!「GIOS(ジオス)」

シンボルカラーをもつバイクブランドは多いが、特定のカラーがイメージとしてだけでなく実際の製品にこれでもかと使われているブランドは、じつはあまり多くない。そういう意味では「ジオスブルー」の存在感は際立っている。
1948年に創業したジオス。70年代初頭にはオレンジをシンボルカラーとしていたが、1973年からバイクを供給されていたロジャー・ドブラマンクとそのチーム、ブルックリンが、鮮やかで美しいジオスブルーのフレームに跨り、パリ.ルーベやミラノ.サンレモ、ジロ・ディ・ロンバルディアを制し、チームとしてもツールやジロでステージ優勝を果たした。77年までの4年間で、47勝もの成果を挙げ、「ジオスブルー」がロードレースファンの目に焼き付けられたのである。
コンパクトプロはそれらの輝かしい歴史を受け継ぐ末裔。フレームセットでしか手に入らなかったが、ついにカンパニョーロ・ヴェローチェ仕様の完成車が登場した。カーボンバイクにはない美しさを堪能してほしい。


■COMPACT PRO(メイン画像)
291,900円(完成車)
165,900円(フレームセット)
●サイズ:480.560mm(20mm刻み) ●フレーム:デダッチャイ・クロモリスペシャルチュービングforジオス ●フォーク:ジオスオリジナルクロモリ ●カラー:ジオスブルー ●メインコンポ:カンパニョーロ・アテナ

創始者、トルミーノ・ジオスが17歳の時にベルリン五輪イタリア代表として出場。そのためヘッドバッヂには五輪が掲げられている。トップチューブにはブレーキワイヤーを内蔵。クロモリフレームらしくヘッド側のラグやチェーンステーにはめっき処理が施され、名作クロモリフレームの妥協のなさを感じさせる。

VINTAGE VELOCE ■VINTAGE VELOCE
176,400円(完成車)
ジオス4130クロモリフレームに、カンパニョーロ・ヴェローチェを組んだバイク。コンパクトプロ譲りのジオメトリーで、ハンドリングの良さは折り紙付きだ。また1インチサイズのスレッドヘッドも、クロモリフレームの端正なシルエットを際立たせている。ジオスブルーのほか2色。




問:ジョブインターナショナル
TEL.06-6368-9700
http://www.job-web.co.jp/