「エイジレスなスポーツ」としてバイクライドを、創業以来のポリシーとしてあらゆる世代に向けてスポーツバイクを供給するKHSは、他のバイクブランドとはやや趣の異なる開発コンセプトをもっていることでも知られている。
多くのブランドが、最新テクノロジーをフィーチャーしたバイクの開発を最優先に進める中、KHSは幅広いユーザーを想定した普遍的なバイク作りをテーマの1つとしている。
たとえば、およそ20年前に初代モデルが発売され、今もクロモリ特有のしなやかさと耐久性の高さが評価されているモンタナは、アメリカ国内のマウンテンバイクシリーズでよく見かけると同時に、レースバイクを退役させた後も、トレイルライディング用として持っているオーナーが少なくない。これは初期の開発コンセプトがレースだけでなく、さまざまな年齢層と用途を想定していたことを示しており、マルチパーパスなバイク作りを得意とするKHSのポリシーがユーザーに受け入れられている証拠と言えるだろう。
またレースに積極的に参加することで、レース機材としての実戦データや最新のレーストレンドを確実に吸収。こうして得られたデータを元にアップデートを行うことで、ライフサイクルの長いモデルになっていくのだ。
こうした普遍的なバイク作りを進めるKHSは、2011年モデルのモンタナ・コンプに、マウンテンバイクとしての機能を損なうことなく、都市部での使い勝手の良さを盛り込んだスペックを与えている。
■MONTANA COMP（メイン画像）
128,100円
●サイズ：15,17インチ ●フレーム：レイノルズ520ダブルバテッド ●フォーク：Spinner 300 RLC 100mm ●カラー：シルバー×オレンジ ●メインコンポ：シマノDEORE（一部SRAM採用） ●重量：14.1kg
■TUCSON AL
123,900円
6061アルミフレームの29インチMTB。29インチタイヤによる走破性とクッション性で、シティライドにも威力を発揮。サスフォークはRST M-29（80㎜トラベル）。
■SJ300
89,250円
4130クロモリチューブにシングルスピード仕様のジャンプバイク。バイクコントロールを最優先にデザインされ、シンプルなルックスに耐久性を備えたモデル。
