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【KUOTA(クオータ)】自転車ブランド辞典2011

KUOTA(クオータ)

ツールで勝利した「山の王者」がリファインして再登場「KUOTA(クオータ)」

まだ記憶に新しい2010年のツール・ド・フランス第14ステージ。超級山岳を含む過酷なステージを序盤から独走したAG2Rのリプロンに勝利をもたらしたのは、「KUOTA KOM」だった。まさにKOM = KING OF MOUNTAINの名にふさわしいパフォーマンスを見せつけたバイクが、進化を遂げて2011年モデルとして登場した。
 元来、剛性が高く、ハードなブレーキングをしても安定した挙動をもたらしていたKOMのフロント周り。2011年モデルはヘッドチューブの下部をさらにボリュームアップ。下りや制動時の安定感がより強化され、ハンドリングに対しての安心感が前モデルよりも高まっている。またダウンチューブやシートステーは、形状の変更に伴って、使用されるナノテクノロジーカーボンや積層も変更。入力されたパワーをロスなく推進力に変える。
「山の王者」の名を冠したモデルではあるが、鋭い加速感、フロントの安定感はあらゆるシチュエーションで効果を発揮するだろう。


■KUOTA KOM EVO(メイン画像)
380,000円~(フレームセット)
●サイズ:450、480、500、530、550 ●フレーム:カーボン ●フォーク:カーボン ●重量:940g(フレーム単体) ●カラー:マットホワイト、マットブラック

ボリューム感のあるフレームワークは2011年モデルにおいても継承される。パワーロスを抑えたBB周りや、快適性と剛性に寄与する左右非対称のチェーンステーなどのデザインは健在だ。しかしヘッドチューブの下部はオーバーサイズの1-1/4から1-1/2インチ径にさらに拡大。ハンドリングを向上させ、走行時の安定感が増す。

KUOTA KEBEL ■KUOTA KEBEL
210,000円(フレームセット)
フルモデルチェンジにより上級モデルKOMと同様のスケルトンを採用。ワイヤー内蔵処理やヘッドチューブのボトム径1-1/2インチなど、最新トレンドも盛り込んだ、ハイコストパフォーマンスモデル。



KUOTA KHARMA ■KUOTA KHARMA
298,000円(税込) (アルテグラ完成車)
238,000円(税込) (105完成車)
価格以上のパフォーマンスを見せ、世界的に高い評価を得たKARMAから新色が登場。上位機種からのフィードバックを受けたエアロダイナミクスデザインや、こだわりのパーツアッセンブルが魅力。




問:インターマックス
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