モーターサイクル用のヘルメットブランドとしてベルギーで産声を上げた、レイザー。今ではスキー、F1用も供給するなど、総合スポーツ・ヘルメットブランドとして、その安全性は世界中で信頼を集めている。もちろん自転車用としても定評があり、ツール・ド・フランスなどで活躍するUCIプロチームにも供給されていることでも、それがわかるだろう。また自転車用ヘルメットとして必要とされる「軽さ」「安全性」「通気性」などの要素は、トップモデルに限らずすべてのラインナップに取り入れられ、多くのサイクリストがその快適さに驚き、愛用されている。
さて、レイザーブランドにおいて代名詞的なシステムと言えば「Rollsys（ロールシス）」が挙げられるだろう。このフィッティングシステムは、頭頂部にあるダイヤルを回すことによって、好みのフィット感にコントロールするもの。ダイヤル自体は小さく、操作感も軽いので、片手での操作が可能。ライディング中であっても、その操作にストレスを感じることがない。フィッティングに関しても秀逸。頭部の周囲を締め付けることでフィット感を高めていくのではなく、頭部全体を包み込むようにホールドして、どんな頭の形でも心地よくフィットするように設計されているのだ。そのため、頭の一部分が痛くなるということも少なく、長時間のライディングであっても快適に過ごすことができるのだ。
一方で安全性に関しては、子供用も含めて全て「CE」をクリア。安全性を最優先させるヘルメットメーカーとして信頼度が高い。 また、レイザーではロード用から、シティ用まで多くのモデルがRollsysを採用しているが、そのラインナップの中で、トップモデルに位置付けられるのがロード用では「ヘリウム」、MTB用では「オアシズ」だ。軽さと安全性を両立させた補強システム「RBS」の採用や、ストラップを帽体に内蔵化して、スムーズな装着をサポートする「ストラップインシステム」を搭載など、タフな環境でも「勝
負ができる」トップモデルにふさわしい仕上がりになっている。さらに、シティ用モデルにも安全性と快適性を求めたモデルを用意し、幅広いラインナップを展開している。
■HERIUM（メイン画像）
36,540円
●サイズ：XXS（51.56cm）、M-L（57.60cm）、XL-XXL（61.64cm） ●材質：7ピースモールドインシェル ●ベンチレーション：19個 ●重量：260g（XXS-S）
頭部サイドを締め付けるのではなく、頭部を包み込むようにサイズ調整するシステムのため、フィット感が高い。また3サイズのライナーがさらにフィット感を高める。バックルには磁石で吸い付き固定する｢マジック バックル｣を採用。グローブをしている状態でも簡単に装着できる。またアゴ周りがすっきりと見える効果もある。頭頂部に付くのがレーザーの代名詞「Rollsys（ロールシス）」システムのダイヤル。これを回転させることで内部のフレキシブルバンドが頭部全体を包み込むようにホールドする。このため、激しいMTBライディングでも確実なフィット感が得られる。
■OASIZ
17,850円
帽体内に「RBS」という補強システムを搭載したレイザーのMTB用トップモデル。頭部全体とサイドに補強が施されている。強度と通気性を両立させたモデルで、ベンチレーション孔は21個。カラーは写真のロープスグレー／オレンジの他8色のラインナップがあり。
290g（XXS-M）
■GENESIS RD
27,300円
写真のフランダースをはじめとする全11色の豊富なカラーバリエーションが特徴。ヘリウムと比べて30g重い290gとなっているが、ストラップシステムや19個のベンチレーション孔など、機能的には遜色ない仕上がりだ。
■URBANIZE N'LIGHT
12,915円
シティサイクリング時に、普段着にでも違和感なく合わせやすいデザイン。カジュアル
なビジュアルではあるが、安全面の機能はピカイチ。インモールドのライナーには頭部
全体を包み込むような補強芯が入っているため、あらゆる角度からの衝撃を吸収。415g（XXS-M）
■TARDIS
32,550円
サイドから後方へと続くディンプル加工など、空気抵抗低減のためのアイデアが詰まっ
たTT用ヘルメット。空気抵抗優先で蒸れがちなTTヘルメットの弱点をカバーするた
め、頭頂部にボトルの水を注ぎ、気化熱で頭部を冷やす「アクアベント」を採用。395g
■KRUX SPORT
9,240円
従来のサイクル用ヘルメットデザインのイメージを覆す個性的なフォルム。パッと見「暑そう」なイメージをもつかもしれないが、ベンチレーション孔は10個あり、かなり快適。さらに雨の侵入を防ぐ防水加工が施されているため、あらゆる天候に対応可能。355g（XS-M）
