歴代の名選手が乗り、すべてのサイクリストのために70年以上の開発と革新の歴史を誇るサドルメーカー“サンマルコ”。バイクの性能の向上とレースの歴史に常に寄り添ってきたからこそ生まれる、数あるモデルが多くのライダーから支持され続けるのは必然といえる。
サドルは乗車姿勢においてバイクとライダーをつなぐ数少ないパーツの一つだ。好みや相性がハッキリ出るので、ライダーの個性やライディングシーン、バイクとの相性などによってベストチョイスをしたいもの。乗り心地はもちろんのこと、バイクのルックスにも大きく影響するので、良いサドル選びは良いバイクアッセンブルの基本なのだ。
2011年カタログには50以上のモデルがズラリと並ぶ。レーシングモデルから、ヴィンテージラインまで様々揃うが、注目は人気モデルが一様に赤い艶を纏ったレッドエディションだ。これは新しいスーパーレコードユーザーや、赤がキーカラーのバイクオーナーには外せないアイテムになるだろう。その1つ、リーガルeレッドエディションはレールに高強度でチタンよりも軽いエクシライトを採用したレーシングモデルだ。パッドにはジェルよりも軽量で耐久性の高いビオフォームという技術が採用され、快適なペダリングをサポートする。重量は228gとカタログで見比べてもわかるとおり、お世辞にも軽量とは言えないが、“リーガル”は指名買いされる人気モデルなので許容範囲の重量なのだ。軽量タイプならカーボンレールを採用したリーガルeカーボンFX（25,200円）もある。


■REGALE RED EDITION（メイン画像左）
17,850円
●サイズ：278mm×148mm　●ベース素材：CFRP　●レール素材：エクシライト　●カラー：ブラック、ホワイト　●重量228g



■ZONCOLAN RED EDITION（画像左）
15,225円
幅広い座面のゾンコランシリーズは、特許を取得しているサドル先端の側面形状が摩擦抵抗を85％軽減させ、その角度はコーナリングの際にフォームを安定させやすい。

■ASPIDE RED EDITION（画像中）
13,650円
軽量サドルの代表として長らく君臨するアスピデは今年も健在でレッドエディションが登場。レールはエクシライトを採用し、164gに仕上げられている。

■REGALE RACING TEAM CARBON FX（画像右）
26,250円
アルミ芯が入った、わずか29gのカーボンレールを採用し、レーシングカラーを纏った“リーガル”シリーズのハイエンドモデルだ。サドル重量は193g