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自転車How To

Vol.5 ロードシューズの選び方 その4 ソール&ビンディング選び

[2007/03/08 UP]

ペダリングは、バイクを動かす大事なエンジンの役目をする。そしてペダリングと最も密接な関係にあるのが専用シューズだ!効率よく、快適に、そしてカッコよく走るためのロードシューズ選び。

photo 講師紹介
なるしまフレンド 神宮店 販売チーフ 二戸康寛さん
選手として活躍する二戸さんのシューズはSIDIのエルゴ1。「カーボンですが、ソールは固すぎないタイプ。幅広もあるので履きやすいですよ」とのこと。お店でアドバイスしてもうおう!
なるしまフレンド 神宮店 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-2-4
TEL:03-3405-9614 http://www.nalsimafrend.jp/

ソール&ビンディングはまずはよく知ることから

ソールにも特長があるし、ビンディングを選ぶ理由だってある。ソールからシューズ選びの根本を知って、ペダル選びにもこだわりたい。

「ビンディングペダルってちょっと抵抗ありますよね。でも、ロードバイクを購入したなら、初めのうちからビンディングに慣れて、拇指球で踏むことや引き足を習慣づけてほしいので、ロード初心者でも薦めていますよ。そのビンディングと切り離せないのがソールです。ソールの素材は主にカーボン、樹脂、カーボンコンポジット(カーボン×樹脂)の3種類があります。一般にはカーボンが注目されていますが、こればかりは好み。ソールが硬いのが苦手な人には樹脂のほうが向いています。乗るうちに自分がどの素材に合っているのかわかってきますよ」。

ロードシューズは人気があるからといって選ぶのではなく、ソールや装着できるビンディングの違いを知って合うものを選ぶのが鉄則だ。

カーボンと樹脂ソールの違いは?
カーボンコンポジット   カーボン   樹脂
樹脂とカーボンのイイ所取りをしたコンポジットソール。剛性が必要なクリート取り付け部分にカーボンを使い、その他の部分には柔らかい樹脂を使用する   剛性があり、軽いカーボンソール。硬いソールは力が入れやすく人気があるが、足の形状により硬すぎて足裏が痛くなることもあるの で、注意して選ぼう   ナイロンなどの樹脂ソール。カーボンと比べると柔らかいが、ゴム底とはケタ違いに硬い。走りのストレスにならないようにまずは柔ら かい樹脂から試そう

3大ペダルの特徴を知る
LOOK   TIME   SHIMANO
歴史の古いルックは、根強いファンが多い。シマノとルックはクリートの位置が同じなので、ブランドは違うがシューズには互換性が ある。シマノから乗り換える人もいる   プロ好みのブランド。効率良くこぐことを重視し、シューズとペダルの間隔が狭いのでダイレクト感がある。引っかける部分小さめな ので初心者には引っかけにくいかも……   コンポーネントで高い信頼性を得ているシマノ。そのため初級者から上級者まで幅広く愛用し、その使いやすさも折り紙付きだ。バイ クを買ったら、まずはこのシマノから始める人も多い

ビンディングペダルがちょと怖い人に   「ロード用ビンディングはガッチリし過ぎて怖い…」という人は、MTB用ビンディングから始めてみては? 慣れてから、ロード専用のビンディングに変更するのも良いだろう。MTB用なら、歩きやすいので通勤途中のお店にブラリと立ち寄るのも容易い。

詳細はバイシクルクラブ 2006年7月号(2006年6月20日発売)をご覧ください

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