枻出版社 枻出版社

自転車How To

Vol.7 初めてのビンディングペダル・基礎知識編 その4 山道でも街中でも“遊べる”ペダル(MTB用)

[2008/01/10 UP]

自転車初心者にとってちょっと敷居が高いのがこのペダル。
「ビンディングペダル」といって、シューズにペダルがくっつく仕組みなのだ。
実はコレ、選手をはじめ「自転車やってます!」って人にとっては必須アイテム。
これをうまく使いこなすことで、見た目にもカッコイイし、走りだって確実に変わってくるのだ。

バイシクルセオ 晴海トリトン店 中野照久さん 講師紹介
バイシクルセオ 晴海トリトン店
中野照久さん
晴海トリトンスクエア内にある明るい店内のスポーツ自転車専門ショップだ。初心者のお客さんも多く利用している。ロードバイクからMTBまで幅広く扱っている。

HP:http://www.seocycle.com/

山道でも街中でも“遊べる”ペダル マウンテンバイク用ビンディングペダル

マウンテンバイク用ビンディングペダルのメリットは歩けるということ。正確には、MTBペダル用のシューズが歩きやすい作りになっている。MTBのライディングでは悪路も走行するため、時には自転車から降りて自転車を担いで歩くという場面に遭遇するからだ。ビンディングの引き足が使えるというメリットを維持しながらも、クリートを靴底に埋め込む形で歩きやすさを実現している。自転車を降りて散策することの多いツーリングや街乗りでも好まれるペダルだ。

また、オフロードの走行中、ペダルやクリートに泥が詰まってしまうと着脱が難しくなるため、ペダルとクリートは小さな形になった。そして足がペダルに固定されるため悪路でも足が浮かず走りが安定する。

しかし、ロード用ペダルに比べ接触面が小さく、ソールも柔らかいので、ペダリングにおいてはロード用に一歩讓ることは事実であるし、ペダルが小さいので普通の靴ではこぎにくい。

山道でも街中でも“遊べる”ペダル マウンテンバイク用ビンディングペダル Point.1
バイクを担いでも歩ける
スニーカーと同じような靴底にクリートが埋め込まれる形のMTBシューズは、ツルツルのソールにクリートが突出するロード用のシューズに比べて遥かに歩きやすい。

Point.2
泥づまりを解消!
泥づまりがなく泥だらけでもペダルの着脱ができることはMTB用のビンディングペダルには不可欠な要素で、各メーカーが工夫している点である。

山道でも街中でも“遊べる”ペダル マウンテンバイク用ビンディングペダル ロードにMTB用のペダルもアリ!
ロードバイクでツーリングや街乗りを楽しみたいなら、ペダルとシューズをMTB用にするといい。(ロード用ペダルのクリートはMTB用のシューズにつかない)これなら、引き足を使えるし、いつでも自転車を降りて歩けるのだ。

山道でも街中でも“遊べる”ペダル マウンテンバイク用ビンディングペダル 一石二鳥なペダルたち
MTB用ペダルには、片面がビンディングペダルで、もう片面がフラットペダルというものがある。普通の靴でもクリートがついたシューズでも使えるように工夫されたペダル

詳細はバイシクルクラブ 2007年4月号(2007年3月20日発売)をご覧ください

前のページVol.7 初めてのビンディングペダル 基礎知識編 その3 より速くより効率的に“走る”ためのペダル(ロード用)   次のページVol.8 初めてのビンディングペダル 実践編 その1 ビンディング対応専用シューズの選び方